20代会社員、「手取り22万円」で家賃10万円。家賃補助ゼロでも残りの12万円で生活できる?都内の一人暮らしに最適な家賃とは

配信日: 2025.07.16 更新日: 2025.09.26
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20代会社員、「手取り22万円」で家賃10万円。家賃補助ゼロでも残りの12万円で生活できる?都内の一人暮らしに最適な家賃とは
手取り22万円で、家賃を10万円に設定して都内で一人暮らし。家賃補助がなくても「残り12万円で生活できる?」と悩む20代会社員の方も多いのではないでしょうか。
 
本記事では、現実的な家賃の目安・生活費のシミュレーション・物件探しのポイント・家賃10万円でも快適に暮らすコツまで、分かりやすく解説します。「理想」ではなく「続けられる現実」を重視する方に向けた内容です。
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「手取り22万円×家賃10万円」は、本当に厳しい? 生活費シミュレーションで確認

手取り22万円のうち、家賃10万円を支払うと、残りは12万円です。ではこの残額でどれくらい余裕があるか、生活費を試算してみましょう。
 

<生活費の目安例(月額)>
・水道光熱費:約1~1万2000円
・食費:約3万円(自炊中心)
・通信費:約1万円
・交通費:約4000円
・日用品・雑費:約1万円
・交際・娯楽費:約2万~3万円

 
合計で約8~9万円です。貯金や将来費用をねん出する余力は、3~4万円ほどでしょう。しかし、これはあくまで「節約ぎりぎり」のラインです。予期せぬ出費や旅行、自己投資などを考えれば、精神的にも家計的にもゆとりは小さめといえるでしょう。
 

家賃は「手取りの3分の1」が基本。都内で目安は7万円前後

一つの目安として、「家賃=手取りの3分の1」という方程式があるようです。この方程式にのっとって計算をすると、手取り22万円では約7万3000円が適正家賃となります。
 
実際に都内の相場もその目安に近く、家賃7万円台なら多くのエリアで条件のそろった物件が見つかるでしょう。さらに、家賃を手取りの4分の1(約5万5000円)に抑えると、貯金もできる余裕ある生活が可能でしょう。
 

家賃10万円でも賢く暮らす方法:エリア・物件・生活術

手取り22万円で家賃10万円というと、一見「高すぎるのでは?」と思われるかもしれません。しかし、使い方次第ではこの家賃でも十分に満足のいく一人暮らしを実現することができます。ここでは、家賃10万円を有効に生かすための賢い工夫をご紹介します。
 

エリアと物件の選び方で差がつく

家賃10万円という予算があれば、都内でも選べる物件の幅が広がります。特に、「駅近」「築浅」「広めの間取り」など、条件を重視するなら、郊外エリアも視野に入れてみることも方法の一つでしょう。
 
一方で、利便性を最優先したい場合は、23区内の物件も選択肢にいれた方がいいでしょう。都心部でも、ワンルームや1Kタイプの物件であれば10万円前後で住める場合があります。通勤やプライベートの移動が楽になる分、他の出費を抑える意識も大切です。
 

家賃補助がなくても“工夫次第”でお得に暮らせる

家賃補助が出ない会社に勤めている場合、家計の圧迫感はどうしても大きくなります。ただし、それを補う工夫はたくさんあります。
 
たとえば、社員寮や社宅の利用が可能であれば、家賃自体を大きく削減できます。また、勤務地に近いエリアに住むことで通勤時間が短縮され、交通費や生活のストレスを軽減できます。さらに、副業を認めている職場であれば、スキマ時間を生かして収入アップを目指すのも一つの選択肢です。
 
物件選びの段階でも、「共益費込み」「家具・家電付き」「インターネット無料」といった“お得物件”を探すことで、実質的な支出を抑えることができます。条件の優先順位をしっかり見極めて選ぶことが重要です。
 

生活習慣の工夫が支出をコントロールする

生活費を抑えるには、日々の習慣づくりも欠かせません。たとえば食費については、自炊中心に切り替えることで月3万円前後に収めることが可能です。特売日を活用したまとめ買いや、冷凍保存の工夫も大きな節約につながります。
 
娯楽費についても、予算を月2万円程度に抑えるよう意識すれば、無理なく支出を管理できます。外食や飲み会の頻度を調整し、「本当に価値がある体験」に絞ることがカギになります。
 
さらにおすすめなのが「先取り貯金」です。給料が振り込まれたら、まず貯金用口座に一定額を移しておき、残りの金額でやりくりする方法です。こうすることで、貯金が後回しになるリスクを防ぎ、自然とお金が貯まる体質になります。
 
ほかにも、通信費や固定費などの見直しを行いましょう。特にスマートフォン代は、大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、月々2000〜4000円の節約も可能です。
 
データ使用量が5GB未満に収まる人であれば、格安プランの恩恵は非常に大きいでしょう。使っていないサブスクリプションなどを解約するだけで数千円の節約になることがあります。
 

まとめ:「無理しない適正家賃+生活設計」で安心一人暮らし

前述より、節約をすれば「家賃10万円」で生活をするのは無理ではないことが分かりました。しかし、貯蓄や娯楽費など、余裕をもって生活をしたい場合には、「家賃=手取りの3分の1」という方程式にのっとって家賃は月7万円程度に収めた方がいいかもしれません。
 
自分の生活にとって「価値があるもの」をしっかりと選択し、節約と収入の両輪で安定した生活を築いていきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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