iPhoneで「マイナンバーカード」が利用可能に! 従来のマイナカードと“違い”はある?「セキュリティの注意点」や、できることを解説
本記事では、スマホマイナンバーカードで何ができるのか、セキュリティ面などの注意点や従来のマイナンバーカードとの違いを解説します。
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スマホマイナンバーカードで何ができるの?
スマホマイナンバーカードとは、その名の通りマイナンバーカードをスマホで利用できるサービスです。現時点で、スマホマイナンバーカードでできるのは、マイナポータルへのログインとコンビニでの証明書取得などの行政サービスを受けることです。
スマホにマイナンバーカードを入れておくと、マイナンバーカード本体がなくてもマイナポータルにログインしてさまざまな申請を行ったり、気軽にコンビニで証明書を取得したりできます。
マイナ保険証もスマホで利用できる予定
スマホマイナンバーカードでできることは、順次拡大される予定です。2026年(令和7年分)の確定申告に向け、iPhoneだけで申告書の作成・e-Tax送信ができるよう対応が予定されています。
また、現在はマイナンバーカードを保険証として利用する「マイナ保険証」が使われていますが、7月から一部の医療機関等で実証実験を行った後、9月頃より環境が整った医療機関等から徐々にスマホマイナンバーカードをマイナ保険証として利用できる予定です。
今後、銀行口座の開設やスマホの契約など、店舗や窓口で本人確認を求められるシーンでもスマホマイナンバーカードが利用できるようになる見込みです。スマホ1つで本人確認を済ませられるのは便利ですよね。
ただし、現時点ではスマホマイナンバーカードをマイナ免許証として利用することはできません。マイナ免許証を利用している人がマイナンバーカードをスマホに入れていたとしても、運転する際は免許証またはマイナンバーカード本体の持ち歩きが必要な点には注意が必要です。
セキュリティは大丈夫なの?
iPhoneでスマホマイナンバーカードを利用する場合、Appleウォレットにカード情報を入れることになります。iPhoneのFace IDやTouch IDで保護されるので、他人が簡単にスマホマイナンバーカードを使うことはできません。
また、スマホマイナンバーカードには医療や銀行口座などプライバシー性の高い情報は記録されないため、安心して利用できます。
しかし、スマホを修理する際や下取り・買い取りに出す際は、利用者自身でスマホ用電子証明書の失効または一時利用停止の手続きが必要ですので注意しましょう。
スマホ1つで手続きが可能に
2025年6月24日からiPhoneにマイナンバーカードの機能を搭載することができるようになりました。スマホマイナンバーカードは、マイナンバーカード本体を持ち歩かなくても、マイナポータルにログインできたり、コンビニで証明書を取得できたりするのでとても便利です。
iPhoneの場合、登録したマイナンバーカードはiPhoneのFace IDやTouch IDで保護されるので安心して利用することができます。今後はiPhoneのみで確定申告ができるようになるほか、マイナ保険証としても利用できる予定なので、ますますスマホマイナンバーカードが便利になりそうですね。
出典
デジタル庁 スマートフォンのマイナンバーカード
マイナポータル スマートフォンのマイナンバーカードで利用できるマイナポータルの機能
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
