「Androidのスマホじゃイヤ!」と、中学生の娘がiPhoneを欲しがっています。“学割”を使うとどのくらい得になるのでしょうか?
本記事では、中学生でも使える学割の仕組みや、キャリアごとの割引内容を紹介し、実際にどのくらい安くなるのかを解説します。
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目次
子どもがiPhoneを欲しがる理由と親の悩み
最近は中学生でもiPhoneを持っている人が増えています。モバイル社会研究所「2022年親と子の調査」によると、中学生のスマホ所有率は男子が71%、女子が81%です。また、そのうちのiPhone所有率は男子が63%、女子が68%となっています。
子どもが「友達みんなiPhoneを使っている」「AirDropができないと不便」と言うのも無理はありません。実際、クラスの多くがiPhoneユーザーだと、Androidでは使えない機能に不便さを感じることもあるようです。
しかし、親としては端末代や通信費が高くなるのが気になるところ。iPhoneはAndroidと比べて価格が高く、最新機種なら10万円を超えることも少なくありません。そんなとき、注目されるのが“学割”です。
学割ってどんな制度? 中学生でも使えるの?
学割とは、携帯電話会社が学生向けに提供する割引サービスです。主に22歳以下の人や、子どもを持つ家族を対象に、月額料金や端末代が割引されます。中学生でも利用可能で、学生証などの証明書が必要な場合もありますが、多くの場合は年齢で判断されます。
また、学割は「期間限定」で行われることが多く、春先(2~5月頃)にキャンペーンが集中しますが、7月現在も実施しているキャンペーンはあります。さらに、家族割や端末返却プログラムと併用することで、さらにお得になるケースもあります。
キャンペーンを使うといくらお得? キャリア別に比較
では、実際にキャンペーンを使うとどのくらい安くなるのでしょうか? 以下に、2025年7月時点の主要キャリアの例を紹介します(iPhone 16、128GBを想定)。
・ドコモ(U15はじめてスマホプラン)
15歳以下でスマホデビューをする方が対象です。5GBの通信プランが割引適用後、月額1628円(税込)で利用できます。端末代は「23か月目にいつでもカエドキプログラム」を利用で、月々2341円です。また、dポイントが毎月(最大12ヶ月間)500ポイントもらえます。
・au(スマホスタートプランベーシック)
22歳以下の新規契約、ガラケーからスマホへ機種変更または他社からの乗り換え、一部プランからの変更をする方が対象です。30GBまで利用できるプランで、割引適用後6ヶ月間月額1078円(税込)で利用できます(7ヶ月目以降は金額が変わります)。端末代は「au Online Shopお得割」と「スマホトクするプログラム」利用で、月々726円です。
・ソフトバンク(スマホデビュープラン+ベーシック)
5~22歳以下の新規契約、ガラケーからスマホへ機種変更または他社からの乗り換えの方が対象です。20GBまで利用できるプランで、割引適用後6ヶ月間月額1078円(税込)で利用できます(7ヶ月目以降は金額が変わります)。端末代は、1~24回目までは月々410円、25~48回目は月々4552円です。
・楽天モバイル(最強青春プログラム)
22歳までの方が対象です。3GBまでの利用なら、割引適用後月額858円(税込)で利用できます(3GBを超えると金額が変わります)。端末代は「買い替え超トクプログラム」利用で月々2952円です。
また、エントリー条件がありますが、iPhone購入時に最大3万6000円相当お得になるキャンペーンもあります。
このように、キャンペーンを使うことで月額料金や端末代を抑えられます。なお、キャンペーンの詳細は各通信会社の公式サイトなどをご確認ください。
まとめ:キャンペーンを活用して後悔しないスマホ選びを
子どもがiPhoneを欲しがる理由には、友達との関係や使い勝手の良さがあり、親としても理解したいところです。しかし、価格が高いからといってすぐ諦めるのではなく、学割や各種キャンペーンを上手に使えば、iPhoneも月々の負担を抑えて購入できます。
ただし、学割やキャンペーンは時期や条件によって内容が異なるため、契約前には公式サイトや店頭で最新情報を確認することが大切です。家族割や端末返却プログラムなども組み合わせて、子どもにとっても、親にとっても納得できるスマホ選びをしましょう。
出典
株式会社NTTドコモ モバイル社会研究所 スマホ所有率小学5年生で半数、中学2年生で8割を超える
株式会社NTTドコモ U15はじめてスマホプラン
KDDI株式会社 お子さまのスマホデビューに! スマホスタート応援割
ソフトバンク株式会社 5~22歳限定キャンペーン スマホデビューが丸ごとおトク
楽天モバイル株式会社 22歳までずーっとおトク! 最強青春プログラム
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
