改札を出たとたん、子どもが「トイレ!」と発言。“改札内のトイレ”を使いたいけど、「再入場」の料金はかかる? 必要な金額も確認

配信日: 2025.07.19 更新日: 2025.09.26
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改札を出たとたん、子どもが「トイレ!」と発言。“改札内のトイレ”を使いたいけど、「再入場」の料金はかかる? 必要な金額も確認
子どもとのお出かけ中、予測不能なできごとはつきものです。特に子どもの急な「トイレ!」は親を悩ませる「あるある問題」でしょう。駅構内のトイレのある場所で「今行っておこう」と誘ったときは、「大丈夫」と言っていたのに、改札を出た瞬間に「トイレ行きたい!」と言い出した場合、どうしたらいいのか困ってしまいますよね。
 
駅の規模にもよりますが、改札の内側にしかトイレがないというケースも多々あります。もし、一度改札を出たあとに「トイレだけ使いたい」場合、駅構内に再入場するのは可能なのでしょうか。
 
本記事では、トイレを使用するために駅構内に再入場はできるのか、またその際に入場料が必要なのかについて解説します。
渡辺あい

ファイナンシャルプランナー2級

再入場には原則として「入場券」が必要

鉄道各社のルールでは、改札内の設備を利用する場合や、駅での見送り・出迎えをする際には、原則として「入場券」の購入が必要とされています。
 
これは、駅を利用する人の安全を守り、構内の秩序を維持するためのルールです。つまり、すでに改札の外に出た人は「駅の利用者」とはみなされないため、たとえトイレだけの利用であっても、駅構内の設備を使うには改めて料金が発生することになります。
 
入場券の料金は鉄道会社によって異なりますが、JR東日本の管轄範囲では入場料は2時間以内の利用で150円(子ども70円)となっています。入場券はほとんどの場合、自動券売機やみどりの窓口で発券できますが、一部の駅では入場券の発行が行われていないこともあるので、その際には駅係員に尋ねるようにしましょう。
 

駅員に事情を説明すれば「一時的な再入場」を認めてもらえることも

小さな子どもが急にトイレを訴えた場合や、改札を出た直後に忘れ物に気づいて戻らざるを得ない状況では、駅員に事情を説明することで「特別対応」をしてもらえるケースもあります。
 
しかし、これはあくまで「例外的対応」であり、駅員の好意となります。駅や駅員によって対応が異なる可能性があるので、「このように対応してもらえたらラッキー」と考えるようにしましょう。
 
基本的にはどんな事情であっても構内に戻る際には入場券が必要です。好意は当たり前ではないということを前提として、駅員に事情を説明し対応を仰いでも良いでしょう。
 

トイレの場所を事前にチェックしておくのが安心

子どもとのお出かけ前には、目的地の駅のトイレがどこにあるか、改札内と外のそれぞれにあるのかといったことを事前に調べておくと安心です。最近では、鉄道会社の公式サイトや、乗換案内アプリなどで駅構内図が公開されていて、トイレの位置も確認できます。
 
「出る前にトイレ行っておこうね」と促すことももちろん大切ですが、もしものときのために駅のトイレの位置を把握しておくことで、焦らず対応できるでしょう。
 

焦らず相談を。駅員さんに声をかけてみよう

子どもの急な「トイレ!」に焦ってしまった経験を持つ人は多いでしょう。原則として、一度改札を出てしまえば改札内のトイレだけを利用する場合でも入場券が必要です。
 
しかしやむを得ない事情がある場合には、駅員に事情を説明することで一時的な再入場を認めてもらえることもあります。子どもの急な「トイレ!」には焦ってしまいがちですが、まずは落ち着いて駅員さんに相談してみましょう。
 

出典

JR東日本 きっぷあれこれ
JR東日本 見送りや出迎えのために駅の中へ入るときは、どのようなきっぷが必要ですか。
 
執筆者 : 渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級

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