新卒1年目「お盆は新幹線で帰っておいで」と、母から「3万円」の振り込みが! 夜行バスなら「1万円」ですが、甘えてしまって大丈夫でしょうか? 新幹線・夜行バスのメリット・デメリットも比較

配信日: 2025.07.21 更新日: 2025.09.26
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新卒1年目「お盆は新幹線で帰っておいで」と、母から「3万円」の振り込みが! 夜行バスなら「1万円」ですが、甘えてしまって大丈夫でしょうか? 新幹線・夜行バスのメリット・デメリットも比較
新卒1年目の夏、長期休暇を利用して遠方の実家に帰省する人も多いでしょう。帰省の移動手段としては、新幹線や夜行バスが挙げられます。
 
新卒1年目は、給与面ではまだ余裕があるとは言えず、何かと節約を意識している人も多いかと思います。
 
そのため、夜行バスでの帰省を想定して「1万円くらいかな」と考えていた際に、親から「バスは身体の負担もあるし新幹線で帰っておいで」と3万円の振り込みがあると、うれしい反面「社会人なのに甘えてもいいのかな?」などと悩むこともあるかもしれません。
 
本記事では、お盆の帰省にかかる交通費や、親の援助をどう受け取るべきか、新幹線と夜行バスのメリット・デメリットなどについて解説します。
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東京~新大阪間の帰省費用は? 新幹線と夜行バスを比較

お盆の帰省ラッシュ時期は交通費が高騰する傾向があります。2025年のお盆に、夜行バスと新幹線で帰省する場合、それぞれいくらかかるのか、東京~新大阪間の価格相場を比較してみましょう。
 

【新幹線(新幹線・指定席)】
・のぞみ利用:片道約1万5000円(往復約3万円)
 
【夜行バス】
・4列シート:片道約6000~9000円(往復約1万2000円~1万8000円)

 
このように、夜行バスは新幹線と比べると安さが魅力ですが、東京から大阪まで約9時間ほどかかります。長時間座ったままの移動は体に負担がかかるため、体力に自信がない人や翌日に仕事を控えている場合は慎重な判断が必要です。
 
一方、新幹線は高額ですが、移動時間は約2時間半と短く、ストレスが少ないのが魅力だと言えます。
 

帰省費用の仕送り事情

HALMEK up編集部の調査によると、子どもの帰省に際し親が帰省費用の全額または一部を負担している割合は70%に上ります。特に社会人最初の1~2年は、ボーナスや昇給もまだ少ない時期であることから、親が交通費を負担するケースも多いかもしれません。
 
親が負担する帰省費用の金額としては「1~3万円程度」が中心で、全体の40%ほどを占めています。「帰ってきて顔を見せてくれるだけでうれしい」と考える親にとって、数万円の振り込みは支出というよりプレゼントという感覚なのかもしれません。
 

甘えてしまっていい? 大人としての受け止め方

親から帰省費用として3万円を振り込まれた場合、新幹線代を出してもらえてうれしいと思う人もいれば、「お金を受け取ってしまってもいいのか」と悩む人もいるでしょう。
 
複雑な気持ちを持つこともあるかもしれませんが、親にとって子どもはいつまでも子どもという事実もあります。特に子どもが一人暮らしを始めたばかりの頃は「きちんと食べているか」「無理していないか」と心配する気持ちもあるでしょう。
 
そんなときは、感謝の気持ちをきちんと伝えることが大切です。「ありがとう」のひと言や、帰省時にちょっとしたお土産を買っていくなど、金額ではなく心遣いが何よりのお返しになります。
 
また、数年後に少しずつ経済的に余裕が出てきたらときどき仕送りをしたり、一緒に食事に行ってごちそうしたりと、無理のない範囲で恩返ししていくとよいでしょう。
 

まとめ

新幹線で快適に帰省するか、節約のために夜行バスを使うかという選択は、そのときの体調やスケジュール、そして自分の気持ち次第です。
 
もし親からの援助があったなら、ありがたく受け取って甘えることも、ときには必要かもしれません。そして、帰省中に食卓を囲んで一緒に過ごす時間が、何よりも親孝行になるはずです。
 
社会人としての第一歩を踏み出した今、無理のない範囲で、気持ちよく帰省できる方法を選んでいきたいものです。
 

出典

HALMEK UP 子どもの帰省、親の負担相場は5万!? 親子の経済事情
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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