小4の娘に「iPhone買って!」と言われました…まだ「キッズスマホ」で十分だと思うのですが、10万円以上する“高機能な機種”を持たせる意味はあるのでしょうか?

配信日: 2025.07.26 更新日: 2025.09.26
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小4の娘に「iPhone買って!」と言われました…まだ「キッズスマホ」で十分だと思うのですが、10万円以上する“高機能な機種”を持たせる意味はあるのでしょうか?
最近では、小学生でもスマートフォン(スマホ)を使うケースが珍しくなくなり、特にAppleの「iPhone」が欲しいというお子さんも少なくないようです。
 
しかし、親として気になるのはその価格です。Apple公式サイトによれば、2025年7月現在、最新モデルの「iPhone 16」は10万~16万円台が中心です。旧モデルでも10万円以上する製品もあり、決して手軽に買える金額とは言えません。
 
本記事では、小学生がiPhoneを欲しがる理由や、小学生にiPhoneは必要なのかといった点について、キッズスマホや格安Androidという選択肢も検討しながら、家庭での適切なスマホの選び方を考えます。
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小学生がiPhoneを欲しがる理由とは?

まず押さえておきたいのは、なぜ小学生がiPhoneを欲しがるのかという点です。
 
理由の1つとしては周囲の影響が考えられます。友人がiPhoneを持っていれば、自分も欲しくなるというのは自然な流れですし、周囲と同じiPhoneでなければ「仲間外れ」のように感じてしまう子もいるかもしれません。
 
また、iPhoneは子ども世代にもよく知られたブランドで、操作が直感的で使いやすく、ゲームやSNS、動画視聴などがスムーズに楽しめます。子どもにとっては憧れのアイテムと言える存在です。
 
さらに、親がiPhoneユーザーである場合、操作方法を親にすぐ聞ける、親子で同じアプリを同じように使えるといった利点もあるでしょう。
 

小学生にiPhoneは必要? メリットとリスクを整理

iPhoneは性能が高く、子どもにとっても使いやすい面があります。例えば、「探す」アプリを活用すれば、保護者が子どもの位置情報をリアルタイムで把握できるほか、「スクリーンタイム」機能を使えば、利用時間やアプリの制限も細かく設定可能です。
 
これらにより、防犯・安全対策としても有効と言えるでしょう。一方で、iPhoneに限った話ではありませんが、スマホを子どもに持たせるリスクも無視できません。例えば、次のようなリスクが考えられます。


・保護者の目が届きにくい使い方をする(有害サイトへのアクセス、知らない人との連絡など)
・端末やアプリでの課金トラブル
・本体価格が高額で、紛失や破損時のダメージが大きい

こうしたリスクをふまえると、「親の目が届かないと危ない年齢のうちは、必要最小限の機能に絞った端末を選ぶ」という考え方も、十分、理にかなっています。
 

キッズスマホや格安Androidという選択肢もある

iPhone以外にも、小学生向けのスマートフォンには選択肢があります。
 
例えばキッズスマホは、フィルタリングや使用時間制限といった、保護者の管理機能が充実しており、子どもが安全にスマホを利用できるように作られています。本体価格は1~3万円程度のものも多く、iPhoneに比べれば購入費用をかなり抑えられます。
 
また、格安のAndroidを選ぶ家庭もあります。Androidは安い機種だと3万円程度から購入できる製品もあり、子どもがよく利用するであろう電話やメッセージのやり取り、ちょっとしたゲーム、動画視聴などの機能であれば、全く不便なく使えます。
 

家庭での判断ポイントは?

それでは、最終的に何を基準に子どものスマホを選べばよいのでしょうか。家庭での判断ポイントとしては、以下のような観点が考えられます。
 

使用目的を明確にする

「通学中の連絡」「習いごとの送迎時に連絡を取りたい」「友人と連絡したい」など、スマホを使う主な目的をお子さんと一緒に整理してみましょう。目的に応じて、最低限の機能で十分な場合もあります。
 

家庭のルールを決める

使用時間やアプリのインストール、課金の有無などについて、事前に親子で話し合い、ルールを設けることが大切です。ルールを守るという約束ができるかどうかも、スマホを持たせるかどうかの判断材料になるでしょう。
 

コスト感を共有する

お子さんにとっては、10万円以上のスマホを買うということがどれほどのことなのか、コスト感覚が分からないということもあるでしょう。
 
親として、その金額を出すことがどれほどインパクトのあることなのか、家計への影響はどれだけあるかを分かりやすく説明するのも、お子さんの金銭感覚を育てるうえで重要となります。
 

まとめ

小学生がiPhoneを欲しがる背景には、友人の影響や、ブランド、使いやすさへの憧れがあると考えられますが、高額な端末だけに慎重な判断が必要です。子どもにスマホを持たせるに当たっては、キッズスマホや格安Androidといった選択肢も含め、各家庭に合った最適な形を考えることが大切です。
 
なぜiPhoneが欲しいのかをお子さんと話し合い、使用目的や家庭のルール、予算をふまえて、本当に必要かどうかを見極めましょう。
 

出典

Apple iPhone
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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