ママ友家族はこの夏「グアム旅行」に行くとのこと。LCCを使ったとしても夏休みは旅費が高いイメージだけど、海外旅行に行く人ってどれくらいいるの?
本記事では、夏休みの海外旅行について深掘りします。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
2025年夏休み、海外旅行に行く日本人はどれくらい?
株式会社JTBが実施した「2025年夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向」によるとこの時期に海外旅行へ出掛ける日本人は約244万人と推計されています。これは前年より約21%増加しており、コロナ禍前の9割近くまで回復しています。総旅行者数7464万人のうち、海外旅行者が占める割合は約3.2%です。
この背景には、円安がやや落ち着いたことや、ボーナスの増加、航空座席供給数の回復などが挙げられます。特に家族旅行の需要が高まっており、ハワイや台湾などが昨年に続き人気です。
夏休みの海外旅行費用、LCCを使っても高い?
同調査によると、2025年夏の海外旅行の平均予定費用は一人あたり約28万9000円とされています。これは前年より5.5%増加しており、物価高や円安基調が影響しています。
LCCを利用することで航空券代は大手より安く抑えられる傾向がありますが、夏休みなどの繁忙期はLCCでも価格が高騰しやすいようです。また、LCCは基本運賃が安い一方で、受託手荷物や座席指定、機内食などのオプション費用が加算されるため、最終的なトータルコストは思ったほど安くならないケースもあります。
それでもLCCを最低限の利用にとどめれば、浮いた費用を現地での食事や宿泊、ショッピングなどに回せるため、旅行全体の満足度を高められます。
どんな人が夏休みに海外旅行へ行く? 人気の行き先は?
株式会社JTBが実施した「2025年夏休み(7月15日~8月31日)JTB人気方面ランキング」によると、2025年夏の海外旅行先ランキングでは、ハワイや韓国、台湾、ヨーロッパ各都市が上位を占めており、この傾向は昨年と同様です。特に家族旅行の割合が高く、20代の若い世代の伸びも目立っています。
LCCの普及により、若年層や「みんなと同じ体験をしたい」層が旅行をしやすくなったことも特徴です。話題性や経済合理性が旅行の動機となり、SNSでの発信や「みんなで行く」ことが旅行先選びにも影響しています。
まとめ
2025年夏、海外旅行に出掛ける日本人は着実に増加しています。LCCの登場で選択肢が広がった一方、繁忙期となる夏休みは旅費が高騰しやすいのも事実です。しかし、LCCの活用や早期予約、オプションの取捨選択などでコストを抑える工夫は十分可能です。
また、浮いたお金を現地での体験や食事に回すことで、旅の満足度を高める人も増えています。今年の夏はLCCを利用して、話題のリゾート地や新しい目的地にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
出典
株式会社JTB
2025年夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向
2025年夏休み(7月15日~8月31日)JTB人気方面ランキング
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
