愛車の「アルファード」、毎月のガソリン代が「1万円以上」かかって困っています…!国の補助金もあるようですが、実際いくらくらいガソリン代が安くなっているのでしょうか?

配信日: 2025.07.28 更新日: 2025.09.26
この記事は約 3 分で読めます。
愛車の「アルファード」、毎月のガソリン代が「1万円以上」かかって困っています…!国の補助金もあるようですが、実際いくらくらいガソリン代が安くなっているのでしょうか?
車によく乗る方で、毎月のガソリン代に悩んでいる方もいるでしょう。2025年から「燃料油価格定額引下げ措置」が政府により実施されていますが、実際はどの程度安くなっているのでしょうか。この記事では、毎月のガソリン代が「1万円以上」かかっている場合、国からの補助でどのくらいまで安くなるのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

1ヶ月のガソリン代は全国平均で「4700円」程度

ガソリン代は、それぞれの地域や世帯ごとに差があります。総務省統計局「家計調査 家計収支編 総世帯 2024年」によると、1世帯あたりのガソリン代は2024年で「平均5万6408円」でした。この平均額を月額に換算すると、1ヶ月では「4700円」程度となります。
 

車の維持費は年々増加傾向にある

ソニー損害保険株式会社が実施した「2024年 全国カーライフ実態調査」によると、1ヶ月あたりの車の維持費は「平均1万3900円」という結果でした。同調査で、維持費は4年連続で増加していると報告されています。
 
また、車にかかる諸経費で負担が大きいと感じるものについてもアンケートを行い、結果が出ています。
 
最も負担に感じると回答されたのが「ガソリン代や燃料代」で68.4%、次点で「自動車税」が62.1%、続いて「車検や点検費」が59.4%、「自動車保険料」が46.2%となりました。ガソリン代は、高止まりが続いています。負担に感じる方が多いのではないでしょうか。
 

政府は2025年5月22日より「燃料油価格定額引下げ措置」を実施

政府が実施している「燃料油価格定額引下げ措置」では、ガソリン1リットルあたり「10円」の価格引下げ措置を行っています。措置が実施される期間は「ガソリンの暫定税率」に関する扱いの結論が得られ、それが実施されるまでとされています。
 
2025年6月26日からは、ガソリン価格の「予防的な激変緩和措置」を実施することが決定されました。激変緩和措置は、急激なエネルギー価格変動や制度変更などによって、社会や経済に大きな影響が出ることを防ぐための緩和措置です。電気、ガス実施中の価格引下げ措置に加えて、ガソリン価格も補助されます。
 

「ガソリン補助金」によって実際いくらくらいガソリン代は安くなっている?

1ヶ月の走行距離や必要なガソリンの量から、実際にガソリン代がどの程度安くなったのかを計算してみましょう。
 
トヨタ「アルファード Z(ガソリン車・2WD)」の燃費は、WLTCモードで「10.6キロメートル/リットル」です。1ヶ月の走行距離を「500キロメートル」としたとき、必要なガソリンは「500キロメートル÷10.6キロメートル/リットル=47.16リットル」となります。月に1回は満タン(60リットル)まで給油すると仮定します。
 
経済産業省資源エネルギー庁の「燃料油価格定額引下げ措置」のサイトによると、7月22日時点の全国平均価格は、補助なしで「183.6円/リットル」です。このとき、補助なしのガソリン代は「60リットル×183.6円/リットル=1万1016円」となります。
 
一方、補助ありの全国平均小売価格は「173.6円/リットル」です。この場合のガソリン代は、「60リットル×173.6円/リットル=1万416円」となり、「600円」安くなっているといえます。
 

まとめ

現在、ガソリン代を「10円」引き下げる措置が実施されています。期間は「暫定税率」に関しての結論が出るまでとされていますが、補助がある分ガソリン代の負担が減っているのは確かといえるでしょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査(家計収支編) 調査結果 家計調査 / 家計収支編 / 総世帯 / 詳細結果表 2024年
ソニー損害保険株式会社 2024年 全国カーライフ実態調査
経済産業省 資源エネルギー庁 燃料油価格定額引下げ措置 レギュラーガソリン・全国平均価格
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問