スマートフォンを「大手キャリア」が展開する「サブブランド」へ乗り換えるとどのくらい安くなる? 切り替える際の「注意点」は?

配信日: 2025.07.29 更新日: 2025.09.26
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スマートフォンを「大手キャリア」が展開する「サブブランド」へ乗り換えるとどのくらい安くなる? 切り替える際の「注意点」は?
スマートフォンを、大手キャリアが展開するサブブランドへ乗り換えた場合、どれくらい安くなるのか知りたい人もいるでしょう。また、料金プランやサポート体制などがどのように違うのかも気になるところです。
 
そこで本記事では、大手キャリアのサブブランドの概要を解説し、大手キャリアとサブブランドの利用料金を比較します。サブブランドに乗り換える際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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スマートフォンのサブブランドとは?

サブブランドとは、スマートフォンの大手キャリアが運営する「料金価格をおさえた通信ブランド」のことを指します。例えば、ソフトバンクは「Y!mobile」や「LINEMO」、auは「UQmobile」や「povo」などを展開しています。
 
大手キャリアの回線を使って、料金をできるだけ安く提供している点が特徴とされ、大手キャリアと同様の使い心地を楽しめそうです。ただし、カスタマーサポートの対応時間が限定されていたり、法人向けのサポートが手薄だったりと、キャリアと比べサービスに差が出る場合があります。
 
また、格安SIMというサービスがありますが、こちらは大手キャリアの通信回線を借りてサービスを提供しているそうです。サブブランドよりも料金が安くなる可能性があり、料金をできるだけおさえたい人には魅力的です。
 
しかし、通信回線を借りている状態のため回線が混み合いやすく、安定した通信が得られないリスクがあります。料金だけではなく、それぞれのサービスの特徴やメリット・デメリットを把握したうえで選択する必要があるでしょう。
 

サブブランドと大手キャリアの料金比較

サブブランドと大手キャリアの料金について以下の条件で比較します。

プランA

●データ通信料は月に30GB程度
●通話かけ放題プランが必要

プランB

●データ通信料は月に3GB程度
●通話かけ放題プランは必要ない

表1

サブブランド 大手キャリア
プランA 5000円〜6000円程度 9000円〜1万円程度
プランB 2000円〜3000円程度 4000円〜5000円程度

※筆者作成
 
スマートフォンの利用料金は、サービスやデータ通信量、かけ放題プランの有無などで金額が異なります。まったく同じ条件のプランは少ないため、今回は条件を指定して比較しました。
 
データ通信量が月に30GBで通話かけ放題をつけたプランの場合、サブブランドの方が約4000円安くなりそうです。また、データ通信量が月に3GBで通話かけ放題プランなしの場合、2000円程度の差の生じる可能性があります。
 
やはり料金だけを比較すると、サブブランドの方が安く利用できるといえるでしょう。
 
ただし「データ通信量を無制限にしたい」というケースでは、サブブランドは「無制限プラン」を設けていない場合もあります。そのため、スマートフォンのプランで何を重視するのかを基に選択する必要がありそうです。
 

サブブランドを選ぶ際の注意点

料金の安さが魅力的な大手キャリアのサブブランドですが、以下のような注意点が挙げられます。

●料金プランをよく確認する
●サポート体制を確認する
●法人契約の有無を確認する

料金の安さだけで飛びつかず、料金プランの内容をしっかりと確認してから選びましょう。データ通信量の大きさや無料通話プランの有無など、自分に必要な内容が入っていることをしっかりと確認しなければなりません。
 
また、困ったときのサポート内容を事前に確認しておきましょう。一方で法人契約を検討する人は、法人契約の有無も確認することをおすすめします。
 
サブブランドは、大手キャリアの関連サービスではあるものの、異なるサービスであることを頭に入れておくとよいでしょう。
 

サブブランドに乗り換えると月額2000円〜4000円ほど安くなる可能性がある

大手キャリアのサブブランドに乗り換えると、月額で2000円〜4000円程度安くなる可能性があります。ただし、データ通信量の設定や無料通話など、自分が希望する内容のものがあることをしっかりと確認しましょう。
 
また、サブブランドでは大手キャリアと同様のサポートを受けられない場合があります。料金プランはもちろんのこと、サービス内容などの細かい部分も確認してから乗り換えを検討してみてください。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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