実家のタンスから出てきた「聖徳太子の旧1万円札」。母は「念のため取っておいた」と言いますが、“1万円以上の価値”はつくのでしょうか?

配信日: 2025.07.31 更新日: 2025.09.26
この記事は約 3 分で読めます。
実家のタンスから出てきた「聖徳太子の旧1万円札」。母は「念のため取っておいた」と言いますが、“1万円以上の価値”はつくのでしょうか?
「なんとなく捨てられずに保管していたのよ」
 
実家のタンスの奥から出てきた、聖徳太子の旧1万円札。時代を感じる紙幣を手にして、「もしかして、価値があるかも? 」と期待した方も多いのではないでしょうか。
 
旧札は現在でも使えるとはいえ、記番号や状態によっては、額面以上の価値がつくケースもあります。この記事では、聖徳太子の1万円札の特徴、プレミア価値がつく条件、高く売るコツまでをご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

聖徳太子の旧1万円札ってどんなお札?

聖徳太子が描かれた1万円札は、1958年に発行された「C号券」と呼ばれる紙幣です。1986年に支払停止となりましたが、現在も日本銀行や金融機関に持ち込めば新券と交換が可能です。法律上は有効通貨なので、お店での使用も理論上は可能です。
 
この旧札は長年にわたって使われたため、多くが流通しており、希少価値はそこまで高くありません。ただし、状態がよいものや特別な番号がある場合は話が変わってきます。

 

「1万円以上で売れるの? 」実際の買取相場は?

多くの旧1万円札は、買取店で額面どおりの1万円前後で取引されることが多いです。状態が悪く使用感があるものは、額面を下回ることもあります。
 
しかし、以下の条件がそろっていると額面以上の価値がつくこともあります。
 

・ピン札(完全未使用)でシワや折り目がない
・保存状態が非常に良い(変色・汚れなし)
・希少な記番号(シリアル番号)が印刷されている

 
例えば、通常の状態の良いピン札は1万2000円〜1万5000円程度で取引されることもありますが、保存状態が極めてよく、記番号が珍しいものは2万円〜4万5000円以上の価値がつくこともあります。

 

額面を超えるプレミアがつく条件とは?

1万円以上の価値がつくのは、以下のような特別な条件がそろっているときです。
 

1.ゾロ目や階段番号、連番の記番号はコレクターに人気が高く、未使用品の場合、数万円から最大50万円前後で取引されることもあります。
 
2.印刷ズレやにじみ、番号のかすれなどのエラープリントは非常に希少で、プレミア価値が大幅に上がることもあります。
 
3.折り目のないピン札で保存状態が完璧なものは、その状態だけでも価値が上がり、ホルダーなどで保管されていれば査定額が高くなる傾向があります。

 
例えば、記番号が「123456」のような階段番号で未使用の場合は3万〜4万5000円程度で取引されることが多いですが、ゾロ目などさらに珍しい番号の場合は数十万円の価値がつくこともあります。

 

高く売るには? まずは“コレ”を確認しよう

もし実家から出てきた旧1万円札に価値があるか気になるなら、まずは以下をチェックしてみましょう。
 

・記番号の並びは?
・折れやシミ、汚れはない?
・エラープリントの可能性は?

 
さらに、高く売るためのコツは次のとおりです。
 

・複数の業者に査定を依頼する
・メールやLINE査定を活用する
・絶対に自分で汚れを取らない

 
汚れや折り目を直そうとして失敗すると、逆に価値が下がることもあります。手を加えずそのまま査定に出すことをおすすめします。

 

もしかすると“お宝”かも? まずは状態と番号をチェック!

聖徳太子の旧1万円札は、多くの場合1万円前後での買取となりますが、状態や番号によっては驚くほど高く売れる可能性もあります。実家にあった旧札が“お宝”かもしれません。状態が良ければ、無理に使わず、まずは一度査定してもらうのがおすすめです。
 
気になる方は、お札の記番号と状態をよく確認し、写真を撮って無料査定に出してみましょう。意外な価値が眠っているかもしれませんよ。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問