中学生の息子が「12万円」もするスマホを買ってほしいと言っています。iPhone16を購入するなら「分割」と「一括」ではどちらがお得?

配信日: 2025.07.31 更新日: 2025.09.26
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中学生の息子が「12万円」もするスマホを買ってほしいと言っています。iPhone16を購入するなら「分割」と「一括」ではどちらがお得?
新しいiPhoneが発売されるたびに、多くの人が「分割払い」と「一括払い」のどちらを選ぶべきか悩んでいるようです。特に高価格帯のiPhoneは、支払い方法を慎重に選ばなければ、家計に大きな影響を与えることもあります。
 
そこで本記事では、分割払いと一括払いの違いを客観的に比較し、家計への影響や支払総額の違いを具体的に解説します。iPhone16の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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iPhone16の価格と支払い方法の選択肢

iPhone16の価格は、容量128GBで12万4800円(税込み)となっています(公式サイトから購入した場合)。購入方法としてはおもに次の2つがあります。

●一括払い:購入時に全額をまとめて支払う方法
●分割払い:24回払いや36回払いなど、一定額をひと月ごとに支払う方法

Apple公式サイトによると、金利0%の分割払いプランも用意されているようです。
 
通信キャリアで購入する場合、公式サイトに比べて本体価格が高くなるケースや分割手数料がかかるケースもあります。また、クレジットカードを利用して購入した場合、2回払いまでなら手数料がかかりませんが、分割払いやリボ払いでは手数料がかかります。
 

一括払いのメリット・デメリット

一括払いのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット

●支払総額が分割払いより高くなることはない
金利や手数料が発生しないため、最終的な支払金額は本体価格のみです。
 
●月々の支払いが増えない
月々の固定支出が増えないため、家計の自由度が高まります。

デメリット

●初期費用が高額
購入時に10万円以上円を一度に支払う必要があり、一時的に家計への負担が大きくなります。

支払総額の観点で分割払いより「お得」といえますが、一度にまとまった金額を支払えるかがポイントです。
 
総務省統計局の「家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要」によると、2024年の二人以上の世帯における1ヶ月あたりの消費支出は平均30万243円です。
 
仮にiPhone16を12万4800円で一括購入した場合、その月の家計は42万5043円となる計算です。この場合は40%以上支出が増えることになるため、一時的に家計のバランスが大きく崩れるリスクが考えられます。
 

分割払いのメリット・デメリット

分割払いのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット

●現金や貯金を温存できる
一括で大きな金額を支払う必要がないため、手元に現金を残すことができ、ほかの出費や万が一の事態にも備えやすくなります。

デメリット

●金利、手数料がかかる場合がある
クレジットカードの分割払いやリボ払いでは、実質年率が10%を超えるケースもあり、支払総額が増える可能性があります。
 
●期間中に別の機種へ乗り換えしにくい
分割期間中に解約した場合でも支払いが続くため、新しい端末と古い端末の代金を同時に負担する必要がある

金利や手数料がかかる場合は、一括払いに比べて支払総額が高くなります。金利や支払い回数によっては数万円以上の差になるおそれもあるため、計画的に利用することが重要です。ただし、一括払いだと10万円以上の出費になるため、貯金を残しておきたい場合は分割払いが選択肢となるでしょう。
 

「分割払い」の場合は手数料が上乗せされる場合も|10万円以上の支払いが可能なら一括払いも可能

一括払いは支払総額の観点から比較すると分割払いよりもお得といえます。ただし、まとまった資金が必要で、一時的に家計負担は大きくなるでしょう。分割払いは、月々の支払いが軽く、負担を分散できます。ただし、金利が発生する場合は支払総額が高くなるおそれがある点に注意が必要です。
 
どちらを選ぶべきかは、「現在の貯蓄額」「毎月の支出バランス」「万が一に備えての資金」を考慮したうえで、家計に無理のない方法を選ぶことが大切です。
 
大きな買い物こそ、目先の金額ではなく、家計全体の中でどう位置付けるかをしっかり考えて選択しましょう。
 

出典

Apple iPhone 16 を購入
Apple 金利0%の分割払い。
総務省統計局 家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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