夫の実家に子連れで帰省。義母に「お盆玉だよ」と5000円もらいましたが、正直初耳でビックリ! どの家庭でも渡しているのでしょうか?“相場”もあわせて確認

配信日: 2025.08.15 更新日: 2025.09.26
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夫の実家に子連れで帰省。義母に「お盆玉だよ」と5000円もらいましたが、正直初耳でビックリ! どの家庭でも渡しているのでしょうか?“相場”もあわせて確認
お盆の時期に子どもを連れて帰省すると、子どもが祖父母や、親戚などからお小遣いをもらったという経験はないでしょうか。これは、「お盆玉(おぼんだま)」と呼ばれる風習で、最近では専用のぽち袋が販売されるようになりました。
 
しかし、お盆玉という言葉を初めて聞くという人もいるかもしれません。お盆玉とはどのようなもので、どのくらいの人が実際に渡しているのかは案外知られていません。
 
本記事では、株式会社マルアイが2025年に実施した調査を基に、お盆玉の認知度や、渡す金額の相場などについて解説します。
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お盆玉とは?

お盆玉とは、お盆の時期に子どもや孫に対して、両親や祖父母、親族などがお小遣いを渡す習慣です。お盆玉という名称は、お正月の「お年玉」にならって、包装紙メーカーのマルアイが名付けた造語で、2010年に商標登録されました。
 
こうした風習は昔からあったもので、そのルーツは江戸時代にまでさかのぼるといわれています。
 
当時、「丁稚(でっち)」と呼ばれる子どもたちが家を出て働いており、夏や正月に里帰りするとき、雇い主がげたや着物を渡す習慣がありました。それが時代を経て、お小遣いとして現金を渡す風習へと変わっていったとされています。しかし、まだ全国的な定番行事とはいえず、地域や家庭によって認知度に差があります。
 

お盆玉はどの家庭でも渡している?

マルアイが2025年に実施した調査によると、「お盆玉」という言葉を知っている人は、全体の約3割にとどまります。さらに、その中で実際に渡す予定がある人は3割程度で、全体では1割程度です。
 
お盆玉を渡す予定がある人は、意外にも20~30代の若い世代が多く、4~5割にのぼります。一方、60歳以上の人は2割程度となっており、祖父母よりは両親が子どもに渡すケースのほうが多い傾向です。今回のように、義母からお盆玉をもらうというケースは、まだあまり一般的ではないということが分かります。
 

お盆玉の相場は?

マルアイの同調査によると、お盆玉として渡す金額の相場は1000~4999円が最も多いという結果でした。渡す相手によっても多少の違いはありますが、ここでは孫(ひ孫)に対して渡す金額の分布を見てみましょう。

●1~500円:13.2%
●501~999円:20.4%
●1000~4999円:40.1%
●5000~9999円:13.8%
●1万円以上:12.6%

調査結果から、渡す金額の相場としては1000~4999円が中心であることが分かります。昨年もお盆玉を渡した人を対象とした昨年の額との比較では、昨年と同じか、増やす予定である人が、8割を占める結果となりました。最近は物価高の影響で家計が厳しいという人もいるかもしれませんが、むしろ物価高を理由に渡す金額を増やすという意見も見られます。
 

お盆玉は渡す側ももらう側も喜ぶ、新しい夏の風物詩

お盆玉は、お年玉のように全国的に定着している風習ではなく、認知度はまだ3割程度です。実際にお盆玉を渡すというケースはさらに少なく、全体では1割ほどしかありません。お盆玉を渡す場合の相場は1000~4999円が中心です。
 
子どもがお盆玉を渡されたらありがたく受け取り、子どもの欲しいものを買ってあげたり、子ども自身がお金の使い方を考えるきっかけにしたりするなど、渡した側ももらう側も満足できる活用方法を考えましょう。
 

出典

株式会社マルアイ 2025年お盆玉に関する実態調査
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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