お金がないので「結婚式」を平日にしたい! 両親に「迷惑じゃない?」と心配されたけど、平日の挙式って“非常識”でしょうか? 費用もあわせ比較
ただし、予算に余裕がない場合は話が変わってきます。結婚式は会場代、衣装代、食事代、引き出物などで費用が多くかかるため、「こんなにかかるの?」と驚く場合もあるでしょう。そのため、「予算が厳しいから、平日に結婚式をしよう」と考える人もいます。
とはいえ、平日の結婚式はあまり一般的ではなく、「ゲストの迷惑にならないか」と親からも心配されるかもしれません。
本記事では、平日の結婚式がアリかナシか、費用面と合わせて解説します。
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結婚式はやっぱり「土日祝」や「大安」が人気?
まずは、本当に結婚式は土日祝や大安が人気なのか、実際のデータを見ていきましょう。
リクルートが発行する結婚情報誌「ゼクシィ」の首都圏トレンド調査(2024年)によれば、結婚式を実施した日のうち、約83%が土日祝に集中しています。やはり平日よりも土日祝のほうが、人気が高い傾向にあるようです。
また、「日取り」の決め方として昔から使われている「六輝(ろっき)」においても、大安は特に好まれています。六輝のなかでも「大安」は全体の約31%と、ほかの選択肢よりも倍以上の支持を集めており、縁起を気にするカップルにとっても重視されがちです。
平日の結婚式は、どのくらい安くなる?
結婚式の日取りとしては「土日祝+大安」が多く選ばれる傾向にありますが、人気の日取りであるがゆえに、費用は高めになることが少なくありません。
反対に、土日祝を外せば、費用を抑えられる場合もあります。
実際、全国でゲストハウス型の式場を展開しているTAKE and GIVE NEEDS WEDDINGの公式サイトでは、大安でも平日であれば20%OFFになるプランがあると紹介されています。
さらに、人気の少ない平日であれば予約も取りやすく、希望通りの時間帯や会場を確保しやすいというメリットもあるでしょう。
平日にゲストを招くのは迷惑?
平日であれば費用が抑えられるケースがあるとはいえ、やはり気になるのはゲストの反応です。
会社員が多いゲストの場合、平日に出席してもらうには有給休暇を取得してもらう必要があるケースも多いでしょう。特に遠方からのゲストであれば、前泊や翌日の休みを考慮しなければならないこともあり、負担は少なくありません。
そのため「親しい友人や家族中心の少人数婚」として、「都合のつく人だけを招待する」と割り切るのも選択肢の1つです。最近は、挙式と食事会だけをシンプルに行うスタイルも増えており、「大勢に招待状を出して盛大に行う」ことだけが良いという時代でもなくなってきています。
また、事前にしっかり事情を説明し、「費用を抑えて、そのぶん料理やおもてなしに力を入れたい」と誠意を伝えることで、理解を得やすくなるケースもあります。日程よりも気持ちが伝わるかどうかが、ゲストの印象を大きく左右するポイントかもしれません。
ちなみに、もともと自分が土日祝に稼働する仕事であり、ゲストの中にも平日休みの人が多い場合は、曜日をあまり気にしなくてすむこともあるでしょう。
まとめ
結婚式はカップルにとって大切な節目であると同時に、親族やゲストにとっても思い出に残る行事です。費用を抑えるために平日を選ぶこと自体は決して非常識ではありませんし、実際に割引など金銭的なメリットも多く期待できます。
ただし、ゲストの都合や心情に十分な配慮をし、事前に丁寧な説明を行うことが、納得感のある平日婚の成功には欠かせません。
「土日祝の開催は難しいけれど、心を込めたおもてなしがしたい」といった思いが伝われば、平日の結婚式も、きっとあたたかな場になるはずです。
出典
株式会社リクルート ゼクシィ ゼクシィ結婚トレンド調査2024 首都圏
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
