お盆でも高速が「2000円」安くなる!?「休日割引」は適用されないんじゃないの? お盆期間中に“使える・使えない割引”を解説
本記事では、お盆に使える割引・使えない割引について解説します。
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高速道路の休日割引が適用されない日
高速道路の休日割引とは、ETCを搭載した普通車・軽自動車が地方部の高速道路を休日に走行すると料金が30%割引になるというサービスです。休日とは土曜日、日曜日、祝日を指すのですが、ここにお盆休みは含まれません。具体的に、お盆休み中に適用除外となる日は以下のとおりです。
2025年8月
9日(土)10日(日)11日(月祝)
16日(土)17日(日)
お盆などの一定期間が休日割引の適用から除外されたのは2024年からです。これは観光需要の分散・平準化のための取り組みで、実際に渋滞量が減少したとされています。
お盆休みに使える割引
休日割引が使えなくても、お盆休みに利用できる割引もあります。いずれも細かい条件があるので、よく確認して利用しましょう。
【ETC深夜割引】
ETC搭載車が、0~4時に高速道路を利用すると料金が30%割引になります。0~4時の間に入口料金所か出口料金所を出入りすれば大丈夫です。走行距離や利用回数の制限はありません。地方部でなくても利用できますが、一部対象外の道路があるので注意が必要です。
3:50 新座料金所(練馬)に入る
8:00 新潟西を出る
ETC通常料金 6920円
割引後価格 4840円(2080円引き)
【ETC平日朝夕割引】
ETC搭載車が、平日の朝6~9時および17~20時に高速道路を利用すると料金が割引になります。利用距離は最大100キロメートル分です。地方の高速道路が対象で、東京・大阪近郊は対象外です。
割引率は利用回数に応じて異なり、1ヶ月の利用回数が5~9回なら約30%、10回以上なら約50%が後日還元されます。1ヶ月の利用回数が5回に達しなかった場合は適用されません。なお、朝・夕で該当時間に2回高速道路を走行しても、1日につき最初の1回が割引対象としてカウントされ、1日2回カウントすることはできません。
ETC通常料金780円の区間で、後日還元される額
5回走行:230円×5回=1150円
10回走行:390円×10回=3900円
【2025二輪車定率割引】
二輪車で、高速道路内の1回の走行が80キロメートルを超える場合のみ料金が37.5%割引されます。ウェブサイトにて事前申し込みが必要ですが、当日でも利用前であれば申し込み可能です。利用は2025年11月30日までの土日祝日に限られますが、お盆期間の制限はありません。
【ETC外環道迂回利用割引】
ETC搭載車が都心部を発着し放射高速道路を利用する場合に、迂回しても直行料金と同一価格で通れるという割引です。東京外環道、首都高速道路でも割引されます。
【ETC千葉外環迂回利用割引】
首都高速の湾岸線または横浜・川崎エリアをETC搭載車で発着し、常磐道を利用する場合に、迂回しても直行料金と同一価格で通れるという割引です。
【ETC2.0割引】
圏央道、新湘南バイパスを、ETC2.0セットアップされた車両で通行すると、高速自動車国道の普通区間の料金水準に割引されます。従来型ETCは適用外です。
【障がい者割引】
一定の要件を満たした場合、有料道路の利用額が半額になります。利用には事前申し込みが必要です。
まとめ
お盆期間は高速道路の休日割引が使えませんが、全ての割引制度が使えないわけではありません。そのうち、誰でも利用しやすいのが深夜割引で、利用回数や走行距離によっては平日朝夕割引や二輪車定率割引が利用しやすいのではないでしょうか。
筆者宅では混雑に巻き込まれないため、深夜割引が適用になる時間に出発することを決めました。渋滞予測も確認しつつ、快適な旅ができるとよいですね。
出典
東日本高速道路株式会社 ETC割引・各種割引
西日本高速道路株式会社 ETC・割引情報
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
