【実録】「塾代ゼロ円」独学で国立大学に現役合格! 教育費をおさえて“大学合格”するための「節約・勉強法」とは? 筆者の経験をもとに解説

配信日: 2025.08.22 更新日: 2025.09.26
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【実録】「塾代ゼロ円」独学で国立大学に現役合格! 教育費をおさえて“大学合格”するための「節約・勉強法」とは? 筆者の経験をもとに解説
「子どもの教育費、どこまでかければいいの?」
 
これは、高校生の子どもを持つ親が抱える切実な悩みだと思います。
 
大学受験対策の塾代は、集団塾で年間30~50万円が相場とされていますが、個別指導や講習を組み合わせると年間100万円を超え、150万円に達することも珍しくありません。
 
私が高校生だった約20年前も、塾代は決して安くなく、同級生の中には年間80万円以上かけていた家庭もあったようです。一方で、私は塾代ゼロ円の独学で、地方の私立中高一貫校から国立大学に現役合格しました。
 
本記事では、私の実体験をもとに、限られた予算でも実践できる節約術と学習法、そしてその方法が今の時代にも有効な理由を紹介します。
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大学受験の塾代の相場は? 高額教育費の内訳

大学受験にかかる塾代は、塾の種類や講座内容によって大きく異なります。図表1は、代表的なケースごとの年間費用の目安です。
 

図表1

筆者作成
 
集団塾だけでもそれなりの費用がかかりますが、個別指導や講習を組み合わせると年間150万円を超えるケースも珍しくありません。さらに浪人をする場合は、予備校代などの負担が増すことが考えられます。
 

教育費が家計を圧迫する現実

年間150万円の教育費は、手取り月収30万円の家庭なら約5ヶ月分の収入に相当します。住宅ローンと並ぶ大きな負担になることもあり、家族旅行や外食を控える、仕事時間を増やすなど、生活全般に影響がおよぶ可能性があります。
 
また、兄弟姉妹がいる場合、上の子の塾代で家計が圧迫され、下の子の教育費を十分に確保できないというケースもあります。そのため、教育ローンを利用する家庭も増えており、家計への負担は年々深刻になっています。
 

「塾代ゼロ円」私の節約術と学習法

約20年前の話にはなりますが、私は塾に通うことなく国立大学に現役合格しました。教育費に関して言えば、年間100万円以上の出費を抑えられたことになります。このときに実践していた、お金をかけずに成果を出すための工夫は以下の4つです。


●学校指定の教科書と問題集を徹底活用し、参考書は購入しない
●過去問対策は志望校を含む3校分の赤本だけ購入し、繰り返し学習する
●模試は学校指定のものだけを受け、結果を分析して弱点克服に努める
●学校の先生を頼り、分からない部分はその日のうちに解決する

お金をかけずに成果を出すためには、限られた教材を完璧に理解し、毎日の学習計画を着実に実行することが重要です。
 

私の節約術と学習法が今も有効な理由

私が国立大学に合格したのは約20年前ですが、当時使っていた学校指定の教科書や問題集「チャート式」、赤本は大学受験対策書籍の売上ランキングで毎年上位を占めており、今も受験生の必須アイテムです。
 
また、主要国立大学の一般選抜(共通テスト+2次試験)は、20年前と比べるとところどころ変更はあるものの、科目構成や出題範囲に大きな変更はなく、基礎科目重視の傾向が続いているため「基礎を固め、過去問を繰り返す」という学習の本質は今も通用します。
 
昨今はYouTubeや教育系サイトなど無料リソースも多数あり、独学でもさらに効率的に学べる時代になりました。そのため、私の経験は、今の受験生にも十分活かせる方法だと考えられます。
 

筆者が通った学校について

なお、私は地方の私立中高一貫校に通っていました。中高一貫校は6年間を通して計画的に学習できるため、受験対策や学習指導体制が整っているのが大きな特徴です。
 
都市圏のように受験情報が潤沢ではありませんでしたが、学校のサポートと自分の努力で十分に対応できました。中高一貫の環境は、塾に頼らずとも合格を目指せる基盤となったと感じています。
 

賢い教育費の使い方

限られた予算でも、工夫次第で大学合格は十分可能です。「お金をかける=合格」ではない現実を知り、家庭の事情に合わせた最適な学習環境を整えることが重要です。
 
塾や通信教育を利用する場合も、必要な部分だけピンポイントで取り入れ、メリハリをつけるというのも家計に優しい選択肢となり得ます。また、子どもと教育費について話し合い、目標や計画を共有すれば親子の絆も深まることでしょう。
 
教育費に悩む保護者の皆さんへ。子どもの可能性を最後まで信じて見守りましょう。心から応援しています。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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