【2026年春】東京メトロが「切符なしで乗車可能」になる!? 事前手続きも不要って本当? クレカで“そのまま乗れる”新サービスについて解説
改札機にカードやスマホをタッチするだけで乗車でき、切符の購入やICカードのチャージが必要なくなります。この決済に似た仕組みは、2025年3月から運用が始まっており、いち早く体験することも可能です。
本記事では、この新サービスの概要やメリット・デメリット、現在体験できるクレジットカードによる乗車料金支払いサービスについて解説します。
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新サービスの概要
東京メトロが導入する新サービスは、クレジットカードやスマホのタッチ決済機能を活用して乗車料金を決済するサービスです。Visa、Mastercard、JCBなどの主要ブランドのクレジットカードや、これらのカードが設定されたスマートフォン決済に対応しています。
利用方法はとても簡単で、駅改札に設置された専用リーダーにクレジットカードやスマホをタッチするだけです。運賃は後払い方式で、利用した運賃がまとめてカード会社から請求される仕組みです。
新サービスのメリット・デメリット
この新サービスのメリットとデメリットは、次の通りです。
メリット
券売機で切符を購入したり、ICカードにチャージしたりする手間が不要になることが、新サービスの大きなメリットです。改札では、クレジットカードやスマートフォンをタッチするだけで通過でき、移動がとてもスムーズになります。
またクレジットカードに「タッチ決済対応マーク」がついていれば、事前の手続きなしで利用可能です。これにより、海外からの旅行者やICカードを持たない人などにとっても、決済の手段が増えます。
デメリット
2025年8月現在、新サービスの決済方法に対応した改札機が導入されていない駅があります。東京メトロの全駅では2025年度中に改札機の設置が完了する見込みですが、都営地下鉄や私鉄各社などでは、駅係員への確認が必要です。
また、タッチ決済対応でない古いクレジットカードは利用できません。所有しているクレジットカードが、タッチ決済に対応しているか確認しておきましょう。
新サービスを事前に体験できるって本当?
2025年3月22日より、東京メトロで「東京メトロ24時間券」というサービスが始まっています。このサービスは、専用のオンラインサイトにおいて、大人1人700円、子ども350円でデジタル乗車券を購入すれば、クレジットカードか、スマートフォンに表示されるQRコードを使って乗車できるサービスです。
デジタルの乗車券を事前購入する必要があるという点で、2026年春導入のサービスとの多少の違いはありますが、クレジットカードやスマホによるタッチ決済の便利さを気軽に体験できます。
ますます便利に進化する決済方法を上手に活用しよう
東京メトロでは、2026年春にクレジットカードやスマートフォンのタッチ決済で乗車できるサービスを、全線で本格導入する予定です。切符の購入やICカードのチャージが不要になることで移動の利便性が大きく向上し、海外からの旅行者やICカードを持たない人でも手軽にキャッシュレス決済が利用できます。
一方、現時点では改札機経由で利用できる駅やカードに制限もあり、事前の確認が必要です。東京メトロ24時間券という同じような仕組みのサービスが既に運用されていますので、機会があれば今後の本格導入に備えてタッチ決済の手軽さを体験してみてはいかがでしょうか。
出典
東京地下鉄株式会社 東京メトロ全線でクレジットカード等のタッチ決済による後払い乗車サービスを 2026 年春に開始します
東京地下鉄株式会社 東京メトロ24時間券
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
