「みんな親が矯正代出してるのに…」大学生の娘に言われドキリ! 今どき「歯科矯正に100万円」は出して当たり前? 若年層の“矯正への意識”とは

配信日: 2025.08.24 更新日: 2025.09.26
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「みんな親が矯正代出してるのに…」大学生の娘に言われドキリ! 今どき「歯科矯正に100万円」は出して当たり前? 若年層の“矯正への意識”とは
欧米では歯科矯正をするのはごく当たり前のこととされていますが、日本の若者のあいだでも歯科矯正への興味関心が高まりつつあります。
 
ただ、そこで問題になるのが「治療費」です。歯科矯正は病気ではないため保険適用にならず、全額の自己負担が必要です。子どもだけで支払うことは難しく、「親が費用を支払うべきか」で悩むこともあるでしょう。
 
本記事では、若者の歯科矯正に対する意識の高まりの調査結果や歯科矯正に必要な料金、歯科矯正の費用を親が出すべきなのかについて解説します。
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近年は若者のあいだで歯科矯正の意識が高まりつつある

近年は10代・20代の若者のあいだで、歯科矯正に対する意識が高まりつつあります。
 
株式会社Oh my teethが実施した「歯科矯正に関するアンケート実態調査」によると、10~20代の「4割以上」が矯正に前向きで、30代でもおよそ3人に1人は矯正を検討もしくは経験していることが分かりました。
 
中高年よりも若年層のほうが矯正への意識が高く、中でも就職や結婚などのライフイベントを控えた未婚の層で、矯正への関心が特に高くなっていることが特徴です。
 
人気の歯列矯正の方法としては、「表面ワイヤー矯正」「マウスピース矯正」があります。どの世代でもワイヤー矯正が主流ながら、若年層ほどマウスピース矯正の人気が高くなっています。
 

歯科矯正に必要な料金はいくら?

歯列矯正に対して興味がある若い人が増えているのは解説したとおりですが、問題になるのは「費用」ではないでしょうか。
 
まず、歯科矯正は全額が自己負担であり、どの方法を選択しても数十万円の支払いが不可欠です。
 
歯科クリニックによって料金体系は異なります。あるクリニックによると、表面ワイヤー矯正(メタルブラケット)は「60万円~100万円」、セラミックブラケット矯正は「70万円~120万円」が相場とされています。
 
また、同じメタルブラケットでも、歯の裏側に装着するタイプは目立ちにくい反面、高度な技術が必要になるため、100万円以上の費用が必要とされます。
 
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを装着して歯並びを矯正する方法で、目立ちにくく、取り外しできる点がメリットです。歯列全体の矯正の場合、80万円~120万円が相場とされています。
 
いずれにしても、10代や20代が簡単に捻出できる金額でないことは確かです。
 

歯科矯正に必要な費用は親が出すべき?

歯科矯正の費用を「親が出すべきか」については、決まった正解はなく、家庭ごとに判断が異なります。特に子どもが成人しているようなケースでは、審美目的の矯正なら子ども自身の決断と支払いで進めるべきという意見もあるでしょう。
 
ただ、歯科矯正のメリットは審美面だけではありません。かみ合わせを直すことで食事がしやすくなって消化を助ける、歯磨きがしやすくなって歯の健康を維持しやすくなる、顎(がく)関節の負担を軽減するなど、健康面のメリットも多くあります。
 
子どもの健康を願うなら、成人後でも親が費用を出してあげることを検討しても良いでしょう。
 

まとめ

子どもの年齢が未成年の場合は、親の責任として矯正を検討したほうが良いケースが多いでしょう。矯正をすることで見た目や笑顔に自信がつき、就職活動や対人関係にも良い影響があると考えられます。
 
一方、子どもが大学生など成人している場合には、審美面のみを目的にするなら子ども自身が支払う選択肢もあります。ただ、歯科矯正は心身の健康につながるメリットもあるため、全額あるいは一部を親が補助することを検討してみても良いでしょう。
 
「歯科矯正をしたい」という子どもの希望を尊重しつつ、どうすれば治療を受けられるか、さまざまな支払パターンを家族で考えてみましょう。
 

出典

株式会社Oh my teeth 歯列矯正に関する実態調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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