“月額1500円”かかっている固定電話をやめようと思っています。「電話加入権」を売却する方法で手放すことができるそうですが、いくらで売れるのでしょうか?
そのようななか、固定電話を解約しようと考えたとき、「電話加入権」という言葉が出てきて、「これってまだ売れるの?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、電話加入権の現在の価値や売却方法、注意点について解説します。
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電話加入権とは? 過去の高額な権利が今どうなっているか
かつて、固定電話を新たに引くには「電話加入権」を購入する必要がありました。これは、通信設備を利用するための権利で、1980年代には7~8万円、時には10万円以上かかることもありました。
しかし、NTTの制度が変わり、現在ではこの電話加入権を新たに購入しなくても、「ライトプラン」などを利用して電話を開設できるようになっています。そのため、電話加入権は実質的にほとんど使われなくなり、市場価値も大きく下がりました。
それでも、電話加入権そのものは法律上「財産権」として残っており、今でも名義変更や売買が可能です。ただし、需要が少ないため、かつてのような高値で売れることはほとんどありません。

