部下の結婚式にご祝儀「3万円」を包もうと考えています。“上司は多めに”と聞きますが、3万円では少ないでしょうか?

配信日: 2025.08.28 更新日: 2025.09.26
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部下の結婚式にご祝儀「3万円」を包もうと考えています。“上司は多めに”と聞きますが、3万円では少ないでしょうか?
部下の結婚式に出席することになり、ご祝儀の金額をどうするか悩んでいる方は多いものです。一般的には「3万円」が目安とされていますが、「上司は多めに渡すべき」という声を耳にすると、本当にそれでよいのか不安になりますよね。
 
本記事では、上司として包むご祝儀の相場や、ケースごとに適した金額、さらに社内での立場を踏まえた判断のポイントをわかりやすく解説します。迷ったときの参考にして、安心してお祝いできるようにしましょう。
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上司から部下へのご祝儀、一般的な相場はいくら?

まず基本的な相場を確認してみましょう。結婚情報サイトの調査や冠婚葬祭マナーの解説によると、部下の結婚式に出席する上司のご祝儀は3~5万円が一般的です。特に多くのデータでは、3万円を包む人が最も多いという結果が出ています。
 
たとえば「結婚スタイルマガジン」の2024年調査では、部下の結婚式に出席した上司のご祝儀の平均額はおよそ3万5385円で、3万円を包む人が最も多く51.0%、次いで5万円が32.7%でした。つまり、3万円でも全く問題なく、決して「少ない」とは思われることはありません。
 
ただし、相場はあくまで目安です。立場や関係性、式での役割によって金額は変わることがあります。
 

ケース別に考える:3万円でよい場合と多めに包むべき場合

実際には状況によって適した金額が異なります。
 
■3万円で十分なケース
上司の一人として招かれた場合や、特に役割を担っていない場合は3万円で問題ありません。全国的に見ても最も多い金額ですし、奇数の3万円は「割れない」数字として縁起も良いとされています。
 
■多めに包んだ方がよいケース
もし主賓としてスピーチを頼まれている場合や、特に親しく指導してきた部下であれば、5万円を基本に、状況に応じて7~10万円程度を包むのが望ましいでしょう。また、夫婦で出席する場合は2人分として5~10万円程度が一般的です。
 
■欠席する場合
やむを得ず式に出られない場合でも、ご祝儀やお祝いの品を渡すのがマナーです。この場合は1~3万円程度を目安にするとよいでしょう。
 
このように、金額は「関係の深さ」と「役割」で変わってくることを覚えておくと安心です。
 

社内のバランスも大切! 金額を決めるときのチェックポイント

ご祝儀の金額を決めるときには、相場だけでなく「社内でのバランス」も重要です。
 
たとえば、同じ職場の課長が5万円包んだのに、部長である自分が3万円だと「少ない」と思われる可能性があります。逆に、他の上司が3万円なのに自分だけ大幅に多いと、かえって気を使わせてしまうこともあります。
 
そのため、できれば同じ部署の上司同士で事前に相談して金額をそろえておくと安心です。社内での立場や年齢差を踏まえて、周囲とのバランスを意識することが大切です。
 

まとめ:金額よりも大切なのは気持ちと配慮

部下へのご祝儀は「3万円」が基本的な相場であり、多くの人がこの額を選んでいます。3万円でも十分マナーを守った金額ですので、安心して包めます。ただし、主賓として出席する場合や特に親しい部下の場合は、5万円にするなど状況に応じた対応も検討しましょう。
 
何よりも大切なのは、金額の多い少ないではなく「心からお祝いする気持ち」と「周囲への配慮」です。社内でのバランスを意識しつつ、無理のない範囲でご祝儀を準備すれば、部下にとっても心に残るお祝いとなるでしょう。
 

出典

株式会社俄 結婚スタイルマガジン 部下の結婚式に招待されたら、ご祝儀はいくら包む? 金額相場や欠席する場合のマナーを紹介
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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