子どものお小遣いを「PayPay」で送るとポイントが!? 現金で渡すより“どのくらいお得”になるのでしょうか?
本記事では、PayPayでお小遣いを渡すとどのようなメリットがあるのか、現金との比較や具体的な額、使う上での注意点までわかりやすく解説します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
PayPayでお小遣いを渡すとポイントが? その仕組みを解説
2025年8月現在、PayPayでは「おこづかい送金」に関するキャンペーンを実施しています。
これは、18歳以上の保護者(送る側)がPayPayを使って、12~18歳までの子ども(受け取る側)にお小遣いを送ると、受け取る側に最大10%分のポイントが付与されるというものです。毎月の付与上限は250ポイントまでで、1年間継続されます。
たとえば、月に2500円のお小遣いをPayPayで送ると、その10%である250ポイントが受け取る側に付与されるという仕組みです。
さらに、送る側と受け取る側の両方がソフトバンク同士またはワイモバイル同士のスマホを契約している場合、送る側にも同じく最大10%のポイントが付与されます。
加えて、ソフトバンク同士かつ送る側がソフトバンクの「ペイトク」プランに加入している場合、それぞれに最大20%(上限500ポイント)が付与されます。つまり、うまく活用すれば、合計で毎月最大1000ポイントがもらえることになります。
現金と比べてどれくらいお得? 具体的な金額でシミュレーション
ここでは、実際にどれくらいお得になるのかをシミュレーションしてみます。
・受け取る側への付与:250ポイント(10%)
・年間:250ポイント × 12ヶ月 = 3000ポイントお得
・送る側・受け取る側それぞれへ付与:500ポイント(20%)、合計で1000ポイント
・合計で年間:1000ポイント × 12ヶ月 = 1万2000ポイントお得
毎月のお小遣いが数百円増えるだけでも、子どもにとっては大きな差です。たとえば、文房具やカフェでのちょっとした買い物など、実際の消費行動に直結するので実感もしやすいでしょう。
このように子どもにとっては“プラスαの体験”になりますが、現金で渡す場合にはポイントがつかないため同じ効果は得られません。だからこそ、この差は明確で、使い続けるほどに家計にとっても見逃せないメリットになります。
PayPayでお小遣いを送るときの注意点と準備のポイント
便利でお得なPayPay送金ですが、いくつか注意点があります。
1.送る側・受け取る側それぞれで本人確認が必要です。送る側は18歳以上、受け取る側は12~18歳が対象で、マイナンバーカードなどを使った「eKYC(本人確認)」を完了していることが条件となります。
2.「おこづかいを送る」または「定期的に送る」を設定した上で送金します。
3.送る側・受け取る側それぞれでポイントをもらうには、携帯電話の番号とPayPayアカウントの連携設定を行う必要があります。
また、子どもにキャッシュレスを使わせる際には、「どこで・何に使うか」をしっかり話し合っておくことも大切です。
キャッシュレスは現金のように「財布の中身が減っていく感覚」がつかみにくいため、残高を確認する習慣を持つと良いでしょう。履歴や残高はアプリ上で確認できるので、親子で定期的に確認し合うのも安心につながります。
まとめ:お得だけじゃない、キャッシュレスお小遣いの新しい形
PayPayでお小遣いを送ると、ポイント還元がある分、現金よりもお得になります。とくに条件を満たせば、送る側・受け取る側の合計で年間最大1万2000ポイントが付与されるケースもあります。
しかし、金銭的なメリットだけでなく、キャッシュレスに慣れる良い機会になることもポイントです。子どもが使い道を記録として振り返ることができたり、親が管理しやすかったりと、教育的な価値も高まります。
今後ますます進むキャッシュレス時代に向けて、親子で上手にPayPayを活用することで、家庭のお金教育にもつながっていくのではないでしょうか。
出典
PayPay株式会社 1年間ずっとおこづかい増量キャンペーン!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
