【水道局が注意喚起】「10年に一度の管路点検」と電話がきたら要注意!「訪問したい」不審な電話の“狙い”とは? 確認すべきポイントも解説
水道局では、自宅にある水道管や水道器具の点検は行ってないとし、不審な電話や訪問には注意するようにといった内容の投稿に、2万1000件のいいねやリポストがされ拡散されました。
本記事では、水道局を装って訪問したいという電話の狙いは何なのか、詐欺の電話や訪問があったときに気をつけるポイントについて解説していきます。
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目次
東京都水道局のアカウントによる注意喚起の投稿が話題に
話題になった東京都水道局の投稿は、「10年に一度の管路点検のために訪問したい」という電話が続発しているが、実際に点検は行われていないという注意喚起の内容で、2万1000のいいねやリポストがされ注目を集めました。
投稿では、管路点検のために水道局の職員が訪問し、自宅内にある水道管・水道器具の点検をするようなことはなく、不審な電話や訪問には注意するように呼びかけています。
実際に、水道局を名乗る職員から「管路点検のために訪問したい」と電話がかかってきたら信用してしまいそうな内容です。電話の狙いは一体何なのでしょうか?
「訪問したい」という電話の狙いとは?
東京都のホームページには、以下のような悪質な訪問販売や詐欺への注意喚起がされています。
・水質検査結果を偽って高額な浄水器を売りつける
・施工していない漏水修理の代金を請求する
・水道料金をだまし取る
偽の水質検査の結果を見せて高額な浄水器の購入を促したり、施工していない漏水工事の費用として高額な金額を請求したりする事例が見られます。
また、検針票などを見せて「水道料金を徴収しに来た」と騙(かた)り、詐取する手口も確認されています。
悪質販売や詐欺の事例に共通しているのが、水道局や水道局に似た会社名を名乗って信用させる手口です。「10年に一度の管路点検のために訪問したい」という電話も、悪質な訪問販売や詐欺のために電話をかけていると考えられます。
詐欺の電話があった時の注意点・確認すべきポイント
自宅に水道局の職員などを名乗る不審な電話があった場合には、以下の点に注意しましょう。
・水道局の関係者かもしれないと思っても、自宅に簡単に入れない
・その場で身分証明書の提示を求める
・公的機関に問い合わせて本当に水道局の職員なのか確認する
訪問者が水道局の職員だと名乗っても、本当かどうかは分かりません。水道局の職員と名乗ったという理由だけで、簡単に信用して自宅に入れるのは控えるのが賢明です。
まずは、身分証明書の提示を求めたり、所属や名前を確認したりして、本当に水道局の職員かどうか確認するようにします。不審な言動などで身の危険を感じた際には、近くの警察署へ相談するのもよいでしょう。
水道局の職員を名乗っても本当かどうか必ず確認しよう
水道局の職員であると名乗っても、実際は、水道局の職員を装った悪質な訪問販売や詐欺である場合も多いです。
偽りの水質検査を行い高額な浄水器を売りつけたり、施工していない漏水修理にかかった費用を請求されたりします。また、検針票などを見せて水道料金をだまし取る出口もあります。
点検を装った強盗や盗難事件に巻き込まれる可能性もあるため、簡単に信用せずに本当かどうか確認するようにしましょう。具体的には、身分証を提示してもらう、名前や所属を聞いて問い合わせるなどの対策が必要です。
自分の身を守るために、不審な電話や訪問には十分注意しましょう。
出典
東京都水道局 水道局職員を装った悪質な訪問販売や詐欺が多発しています!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
