「iPhone 16eを100円未満で買えた」と言う友人。追加料金は本当にかからないのでしょうか?

配信日: 2025.08.29 更新日: 2025.09.26
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「iPhone 16eを100円未満で買えた」と言う友人。追加料金は本当にかからないのでしょうか?
スマートフォンを新しく購入する際、できるだけお得に手に入れたいと考えるのは当然です。
 
最近では、iPhoneSEシリーズの後継モデルであるiPhone16eが、「実質24円」や「実質47円」で購入できるキャンペーンを各社が発表し、話題となっています。
 
しかし、この「実質」という言葉には条件の伴うことが多く、本当に追加料金がかからないのか、契約後に思わぬ出費が発生しないのかは気になるところです。今回は、その仕組みや条件、注意点を客観的に整理して解説します。
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iPhone16eとは?

iPhone16eは、2025年2月28日に発売されたモデルで、iPhoneSE(第3世代)の後継機種と位置付けられています。
 
最新の「A18チップ」を搭載しており、これはアプリの起動や処理が速く、省電力性にも優れているため、日常的な操作からゲームや動画編集といった負荷の大きい作業まで快適にこなせるとされています。
 
さらに、有機ELディスプレイを採用し、コンパクトながら最新世代の性能を備えている点も特徴です。価格は、ストレージ容量によって異なり、Apple公式での販売定価は9万9800円~14万4800円(税込み)となっています。
 

実質価格の仕組みと条件

例えば、ワイモバイル株式会社(ワイモバイル)の「新トクするサポート(A)」を利用すると、iPhone16e(128GBモデル)の支払額は24回払いで合計24円(税込み)になります。
 
購入時に48回払いを選択し、24回(2年間)の支払い終了後に新しい機種へ買い替え、現在使っている端末を回収・査定してもらうと、残りの分割払いが免除されます。なお、ほかにも対象料金プランへの加入などいくつか条件があるため確認が必要です。
 
また、UQコミュニケーションズ株式会社(UQモバイル)でも「スマホトクするプログラム」を利用すれば、iPhone16eの支払額が初回3円+2円×22回の合計47円(税込み)となります。
 
このプログラムでは、購入時に24回払いを設定し、24回目の最終回に残額7万4253円を設定します。13ヶ月目から25ヶ月目の間に新しい機種へ買い替え、現在の端末を回収・査定してもらうと、最終回分の支払い7万4253円が免除される仕組みです。
 
こちらも前者と同様、対象料金プランへの加入などいくつか条件があるようです。
 

本当に追加料金はかからないのか?

「実質24円」や「実質47円」といった表現は、あくまで本体代金の話です。キャンペーンを利用すれば端末代は大幅に安くなりますが、通信プランの料金は通常通りに発生します。
 
例えば、ワイモバイルのシンプル2Mプランは月額4015円(税込み)、UQモバイルのコミコミプランバリューは月額3828円(税込み)がかかります。つまり、スマホを利用するための基本料金は必ず発生する点に注意が必要です。
 
さらに、2年後に端末を返却しなかった場合、最大で7万5072円(税込み)の残債を払わなければならないでしょう。
 
加えて、返却時に端末が故障や破損している場合は、ワイモバイルでは修理代相当の負担、UQモバイルでは最大2万2000円(税込み)の負担が発生する可能性もあるようなので注意が必要です。
 

追加料金ゼロではないが、本体代以外の負担を確認しよう

iPhone16eを「実質100円未満」で手に入れることは、本体価格に限れば条件次第で可能です。ただし、どの契約でも料金プランの月額費用は必ず発生し、さらに端末返却や指定プラン加入といった条件も伴うでしょう。
 
そのため、通信費や破損リスクを含めると、結果的に総負担額が大きくなるケースも少なくありません。
 
お金の悩みを減らすためには、広告で強調される「本体の安さ」だけでなく、「総負担額」と「リスク」を事前に把握することが大切です。家計に無理のない範囲で納得して選択することが、賢いスマホ購入の第一歩といえるでしょう。
 

出典

Appleオンラインストア iPhone 16eを購入
株式会社ワイモバイル iPhone 16e
株式会社ワイモバイル 新トクするサポート(A)最新機種も超おトク!
UQコミュニケーションズ株式会社 UQモバイル iPhone 16e
UQコミュニケーションズ株式会社 UQモバイル コミコミプランバリュー
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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