買い替え時にiPhoneを下取りに出す予定ですが、「フリマの方が高く売れる」と聞きました。下取りだと損することもあるのでしょうか?
本記事では、下取りとフリマ・買い取りの違いや実際の価格差、下取りで注意すべきポイントを整理し、どちらを選ぶべきかの判断材料を解説します。
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下取りとフリマ・買い取りの違いを整理しよう
iPhoneを手放す方法には大きく分けて「下取り」と「買い取り(フリマ含む)」があります。
下取りは、Apple公式やキャリアのサービスを通じて、古いiPhoneを回収してもらい、新しい端末代金から割引してもらう仕組みです。手続きが非常に簡単で安心感があるのがメリットです。
Apple公式では「Apple Gift Card」で受け取ることもできますが、基本的に「新しい端末の購入とセット」で使うもので、現金として手元に戻るわけではありません。
一方、買い取りやフリマアプリは、中古ショップやメルカリ・ラクマなどを利用して端末を売却する方法です。人気の機種や状態の良いものなら高値で売れることも多く、現金化できるのが大きなメリットです。
その反面、出品作業や配送の手間がかかることや、購入者とのトラブルが発生するリスクも考慮しなければなりません。
実際の価格差はどのくらい? 比較データをチェック
では実際に、下取りとフリマ・買い取りではどのくらい金額が変わるのでしょうか。2025年8~9月時点のApple公式と各買取比較サイトの上限目安を紹介します。
■iPhone15 Pro Max
・Apple下取り:最大10万3000円
・中古買取相場:最大15万円前後
■iPhone15 Pro
・Apple下取り:最大8万6000円
・中古買取相場:最大14万円前後
■iPhone15
・Apple下取り:最大6万6000円
・中古買取相場:最大10万円前後
このように、フリマや中古買取の方が高く売れるケースは珍しくありません。特に最新モデルや容量の大きい端末ほど、差額が大きくなる傾向があります。ただし、状態や時期によって価格は大きく左右されます。
下取りだと損することも? 注意したいポイント
「損」と感じやすいのは、以下のようなケースです。
・高く売れるモデルを下取りに出した場合
→ 相場より安い下取り額になり、フリマや買取業者との差額が大きくなる。
・現金が必要なのに下取りを利用した場合
→ 基本的に下取りは割引適用のため、現金としては戻ってこない。急ぎで現金化したい人には不向き。
・端末の状態が良いのに簡単に下取りに出した場合
→ バッテリーの劣化や小さな傷でも査定価格は下がるが、一般的にフリマや買取業者の方が高値になることが多い。
ただし逆に、フリマや買い取りでは「出品してもなかなか売れない」「傷が多くて想定より安かった」などのリスクもあります。手間と時間をかけても差額が小さい場合は、下取りの方がメリットが大きいこともあります。
まとめ
iPhoneを買い替える際、下取りとフリマ・買い取りのどちらを選ぶかは、価格と手間のどちらを重視するかで判断が分かれます。「できるだけ高く売りたい」ならフリマや買い取り、「手間をかけずに安心して済ませたい」なら下取り、と自分の優先順位に合わせて選ぶのがベストです。
どちらを選ぶにせよ、まずは自分のiPhoneの相場を調べ、下取り額と比較してから決めることで、納得のいく取引ができるでしょう。なお、相場や各種条件は日々変動するため、最新情報を常に確認し判断することが大切です。
出典
Apple Inc. Trade In
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
