子どもの部活の遠征で「送迎」が必要で、毎回ママ友にお願いしています。ママ友は「ガソリン代」の請求をしてきませんが、月どのくらい払った方がいいですか?

配信日: 2025.09.04 更新日: 2025.09.26
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子どもの部活の遠征で「送迎」が必要で、毎回ママ友にお願いしています。ママ友は「ガソリン代」の請求をしてきませんが、月どのくらい払った方がいいですか?
部活の遠征で毎回「送迎をお願いするママ友」がいるけれど、ガソリン代の扱いが気になるという方もいるのではないでしょうか。請求はされていないものの、「どれくらい渡せばいいか分からない……」というお悩みは意外と多いものです。
 
そこで、本記事では最新のガソリンの小売価格を基に、「送迎1回あたり」「月額の目安」を具体的に試算します。さらに、ママ友との関係を円満に保ちながら気持ちよく支払いするための伝え方や言葉の工夫も紹介します。
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「月額いくらが相場?」公的データから見えるガソリン代の目安

経済産業省資源エネルギー庁の「給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)」によると、2025年8月25日時点の全国平均ガソリン価格(消費税込み)は、レギュラーガソリンが1リットルあたり174.2円、ハイオクが1リットルあたり185円、軽油が1リットルあたり154.3円です。
 
遠征に使っている車がハイオクや軽油仕様であれば金額は変わりますが、ここでは多くの家庭用乗用車で使われるレギュラーガソリンを基準に計算します。
 

遠征送迎1回あたりの走行距離と燃費を基に実際の支払いを試算

例えば、往復で40キロメートルほど走る遠征先を想定し、燃費を1リットルあたり20キロメートルとすると、必要なガソリン量はおよそ2リットルとなります。これに前述の全国平均のレギュラーガソリン価格174.2円をかけると、1回の送迎でかかるガソリン代は約350円になります。
 
もし、1ヶ月に5回送迎があれば、350円×5回で1750円が月額の目安となります。これが「送迎してもらう立場としてどの程度渡すとよいか」を考えるときのひとつの基準になるでしょう。
 

ママ友との関係を大切にしたガソリン代の渡し方・声かけのコツ

金額の目安が分かっても、実際に渡すときには相手との関係性や雰囲気も大切です。例えば、「いつも送ってくれてありがとう。ガソリン代として、月2000円くらいが目安かなと思うんだけど、大丈夫かな?」といった言葉なら、相手の負担を思いやる気持ちが伝わるかもしれません。
 
また、「負担にならないように目安として……」と前置きを添えると、受け取る側も安心しやすくなります。
 
渡すタイミングは遠征後が自然で、「お疲れさま! ちょっとしたお礼を……」といった流れで手渡すとスムーズでしょう。さらに、感謝を伝えるときには「またぜひお願いしたいです」と次回につなげる言葉を添えると、頼まれる側の心理的な負担を和らげられます。
 
最後に、こちらが一方的に金額を決めるのではなく、「このくらいで迷惑じゃないかな?」と相手の反応を確かめながら柔軟に調整する姿勢も大切です。こうしたやり取りを意識すれば、金銭のやり取りがあっても関係がぎくしゃくする心配は少なくなるでしょう。
 

まとめ:気持ちのよい関係を続けるために、適切な金額と配慮を

2025年8月25日時点の全国平均レギュラーガソリン価格である174.2円を基準に計算すると、今回のケースでは、月に5回の送迎で2000円程度が妥当な目安になります。もちろん燃費や走行距離によって変わりますが、具体的な数値を根拠にすれば相手に伝えやすく、納得感も得られます。
 
金額を渡すときは単に「お金」として処理するのではなく、感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切です。日頃から「いつも助かっているよ」と声をかけたり、「次もお願いね」と柔らかく伝えたりすることで、お互いに気持ちよく協力し合える関係が続くでしょう。
 
送迎をお願いする側として、適切な金額を支払いつつ思いやりのある言葉を添えることができれば、相手にとっても前向きな気持ちで続けてもらえる可能性があります。数字の根拠と気持ちの両面を意識して行動すれば、子どもの部活を安心して支えられる環境が整っていくでしょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 調査結果 8月27日(水)結果詳細版
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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