居酒屋で「食事だけ」でも“お通し代”は必須!? 食事と飲み物1杯に追加で「500円」払う必要はありますか?
しかし、例えば、食事とドリンクで2500円ほどと見込んでいたのに、お通し代で500円ほどかかると、支払い金額に占めるお通し代の割合から「高いな」と感じる人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事は、そもそもお通しはなんのためにあるのか、お通しを断ることはできるのか、などについて解説していきます。
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居酒屋の平均お通し代
お通し代は店舗によって異なりますが、株式会社シンクロ・フードが実施した2023年の「お通しやサービス料についてアンケート調査」によると、300~500円前後が相場とされています(飲食店ドットコム(株式会社シンクロ・フード)調べ)。
また、東京都内の繁華街や観光地では、600円~800円に設定されている店舗もあり、ドリンク1杯に匹敵する金額となるケースもあります。社会人になり外食の機会が増えると、この「お通し代」の存在は避けて通れません。
だからこそ、お通しの仕組みを知っておくことが安心につながります。
居酒屋のお通しはなんのためにある?
そもそもお通しは、席料やチャージ料と同じ意味合いで提供されているものです。料理を待つ間に小鉢や前菜が出されることで、客を待たせないようにする役割があります。
お通しとしては、冷ややっこや枝豆、煮物など手軽につまめる料理が多いですが、中には手の込んだ料理をお通しとして出すお店もあります。観光地や個人経営の居酒屋では、その地域ならではの料理を体験できることもあり、旅行客にとっては思わぬ発見になることもあります。
つまり、お通しは単なる「追加料金」ではなく、料理やサービスを楽しむための一環と考えると納得しやすいでしょう。
居酒屋のお通しは断れる?
「お通し代が気になるから断りたい」と考える人もいるかもしれません。しかし、多くの店舗では、お通しは特にお客の許可を必要とせずに提供されるため、基本的には断れないケースが大半です。
どうしてもお通し代を避けたい場合は、入店前に「お通し代はありますか?」「断ることは可能ですか?」と確認するのが安心です。最近では、お通し代を取らない店舗もあるため、事前に調べておくとトラブルを避けられます。
お通し代も込みと考えて居酒屋を楽しもう
居酒屋のお通し代は、ただの追加料金ではなく、その店の雰囲気やサービスの一部として捉えると気持ちが軽くなります。実際に支払うときには「ドリンク1杯分」と考えてみるのもひとつの方法です。
また、最近では「お通しがおしゃれ」と、SNSで話題になるようなお店もあります。例えば、海鮮小鉢や季節の前菜など、500円以上の価値があると感じる内容が出てくることもあるのです。
お通し代を含めたトータルの予算を見込んでおけば、会計時に驚くことなく安心して楽しめます。外食を楽しむうえでお通し代も込みの金額と意識しながらお店を選ぶのが良いでしょう。
出典
株式会社シンクロ・フード お通しやサービス料についてアンケート調査
飲食店リサーチ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
