iPhoneは毎年買い替えるのが正解?「下取り活用派」と「長く使う派」はどのような人に向いているのでしょうか?
本記事では、iPhoneを下取りで買い替える「下取り活用派」と、同じ端末を長く使う「長く使う派」を比較し、どちらがコスパに優れるかを、メリットとデメリットの両面から解説します。
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iPhoneの買い替えサイクル事情
2025年3月に公表された内閣府の「消費動向調査」によると、スマートフォンを含む携帯電話の平均使用年数は、およそ4.3年という結果でした。
買い替え理由は、「故障」が38.7%、「上位品目への移行」が24.3%、「住所の変更」が0.3%と続きます。この数字から、壊れるまで使い続ける人が全体の約4割近くを占めていることが分かるため、多くの利用者が端末を長く大事に使う傾向があるといえるでしょう。
「下取り活用派」のメリット・デメリット
iPhoneを1年、もしくは2年ごとに買い替える人の多くが利用しているのが「下取り」や「残価設定型プラン」です。これらは高額な端末代を抑えつつ、常に最新モデルを使えるのが魅力ですが、契約条件や返却時の注意点もあります。
下取りを活用するメリットとして、「実質負担を抑えられる」「常に最新性能のモデルを使える」「下取り手続きと機種変更を同時に行える」などのことが挙げられます。
ただし、長期利用する場合はコスパが悪化する恐れがあったり、故障時の追加費用リスクやプランの縛りがあったりするため、メリット・デメリットの両方を理解したうえで契約することが大切です。
下取りと買い取りの違いは?
スマートフォンの売却を考える際は、「下取り」と「買い取り」の違いを理解しておきましょう。
下取りとは、新しい端末を購入することを条件に、購入代金から割引やポイント還元を受ける購入方法です。条件によっては査定が不要な場合もあり、比較的スムーズに手続きできるため、新端末を購入予定の方向けの方法といえるでしょう。
一方、買い取りは新端末の購入予定がなくても売却できる方法で、スマートフォンを売却して現金やポイントを受け取れます。使用していた端末の状態がよければ、下取りより高値で取引されるケースがあることや、中古市場の需給で価格が変動することが特徴です。
買い取りは、シムフリー端末を購入予定の場合やキャリアの下取り条件に合わない端末を持っている場合に、おすすめの方法といえるでしょう。
「長く使う派」のメリット・デメリット
一方、iPhoneをできるかぎり長く使い続けたいという人も多く存在します。ここでは、長く使い続ける派のメリットとデメリットを整理しましょう。
長く使うメリットとして、「端末代を年あたりで抑えられる」「契約や返却条件の縛りがない」「修理やバッテリー交換で性能を復活できる」などが挙げられます。
一方、デメリットとして、「性能やバッテリーが劣化する」「最新OSやアプリに対応しなくなる恐れがある」「修理費用が発生する場合がある」などが挙げられます。
買い替えか長く使うかは「快適さ」と「節約」のどちらを重視するかで選ぼう
本記事では、iPhoneの下取りを活用して毎年買い替える方法と、できるかぎりiPhoneを長く使い続ける方法のメリット・デメリットについて、それぞれ解説しました。
どちらの方法がよりコスパに優れているかは、利用者のライフスタイルやスマートフォンの使い方によって大きく異なります。最新機能や性能を重視するなら下取り活用派、端末代を抑えたいなら長く使う派がおすすめです。
いずれの方法にもメリットとデメリットがありますが、総額の差は意外と小さい場合もあります。そのため、自分にとっての「最適なスマートフォンの付き合い方」を見極めることが、後悔しない選択につながるでしょう。
出典
内閣府 消費動向調査 令和7年3月実施調査結果
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
