中学生の娘が「ディズニーランド」に修学旅行! お小遣い「1万円」ですが、周りは“多く持っていく”そうです。心配ですが、1万円以上は非常識でしょうか…?
「思い切り楽しんでほしい」という気持ちや「食事代やお土産代などが充分に賄えるのか」といった心配から、学校で決められているお小遣いよりも多めにお金を持たせても良いだろうか、と悩んでしまう保護者もいるのではないでしょうか。
本記事では、中学生の修学旅行のお小遣いの相場や、多めにお小遣いを持たせても良いのかどうか、学校にバレてしまうのかなどについて解説します。
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目次
中学生の修学旅行のお小遣いの相場は?
全国修学旅行協会が関東・東海・近畿地区の公立中学校を対象に行った「2024(令和6)年度 関東東海近畿地区修学旅行委員会実施状況調査」によると、中学生の修学旅行で持ち込みを許可しているお小遣いの上限金額の平均は、関東地区が1万4675円、東海地区が1万4733円、関西地区が1万265円であることが分かりました。
旅行先にもよりますが、中学生の修学旅行のお小遣いの相場は1万円~1万5000円ほどであると言えるでしょう。
子どもがスマホを持っていれば、旅行先でお小遣いが足りなくなった場合や緊急時に、保護者は電子マネーを送るなどの対応を取ることができます。しかし、公立の中学校で修学旅行に個人のスマホの持ち込みを許可している割合は2.9%と低く、多くの場合はスマホ持ち込み不可です。
中学生の修学旅行のお小遣いを多めに持たせるとバレる?
修学旅行は学校行事のため、基本的に旅行にかかる宿泊費や交通費、食費などは事前に払っています。そのため、子どもたちがお小遣いを使う場面は自由時間で何かを体験する場合や食べ歩きのおやつ代、お土産代がほとんどでしょう。お小遣いが足りないからといって旅行を続けられないということはありません。
また、修学旅行には自由時間もあり、常に学校の先生が生徒の行動を見張っているわけではありません。誰がいくら使っているのか正確に把握することは難しいので、余分にお金を持っていてもバレないことがあるようです。
しかし、お小遣いを多めに持ってきていることを自ら話したり、金額に見合わないほど大量のお土産を持っていたりするとバレてしまうでしょう。
学校でお小遣いの金額が決められているのであれば、トラブル防止のため多めに持って行かずにルールを守るのがベストです。しかし、周りが多めに持ってきていたためにわが子だけお金が足りず充分に遊べなかったということも考えられます。
子どもにお小遣いの金額の範囲でやりくりすることを話したうえで、緊急用として少し多めに持たせるのも1つの選択でしょう。周囲のお小遣い事情が聞けるのであれば、合わせておくと安心ですね。
お小遣いの使い道を話しておくと良い
子どもを修学旅行に送り出す前に、お小遣いの金額や使い道について子どもと話しておくと、無駄使いを減らすことができるのでおすすめです。
ディズニーランドであれば、公式サイトからパーク内で販売されているフードやお土産の値段を調べることができます。
限られたお小遣いの中でどんな体験ができるのか、ある程度、ほしいお土産をリストアップしておくと旅行中スムーズに過ごすことができるでしょう。お金の使い道を話しておくことで、思わぬところでお金を使い過ぎてしまい、お金が足りなくなってしまう事態を防げます。
また、修学旅行でディズニーランドを訪れる場合、パーク内の飲食施設で利用できるフードバウチャー(食事券)があらかじめ手配されていることもあります。フードバウチャーがあると食事代をお小遣いから出さなくても良いので、事前に確認しておくと安心でしょう。
ルールを破ることは良くないが、周囲に合わせることも検討してみよう
修学旅行のお小遣いは、自由行動での活動やお土産代に使用することがほとんどなので、足りないからといって、旅行ができなくなるわけではありません。
修学旅行は担任の先生や学校関係者が引率しているので、緊急時は頼ることもできるでしょう。学校で決められたお小遣いの金額は、トラブルなく集団生活をおこなうためのルールの一部ですので、守ることが基本です。
ルールを破るのは良くないことではありますが、周りが多めに持ってきていたために自分だけお金が足りず充分に遊べなかったということも考えられます。行き先や周囲の声に合わせて、あくまでも「緊急用」としてお金を多めに持たせておくのも1つの選択かもしれません。
出典
修学旅行ドットコム 関東・東海・近畿地区修学旅行委員会 実施状況調査
東京ディズニーリゾート スクールスペシャルパスポート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
