親戚家族と一緒に「動物園」へ。子どもは同じ年齢なのに、わが家は「子どもが有料」なのに対し、親戚は「無料」。どうしてこんな違いが出るのでしょうか?

配信日: 2025.09.09 更新日: 2025.09.26
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親戚家族と一緒に「動物園」へ。子どもは同じ年齢なのに、わが家は「子どもが有料」なのに対し、親戚は「無料」。どうしてこんな違いが出るのでしょうか?
せっかく親戚同士で子どもたちの年齢も近いのに、わが家だけ“子どもが有料”で、親戚は“無料”。どうしてこうも差がつくの?そのような疑問を持ったことはありませんか?
 
実は、その差には動物園ごとのルールや自治体の制度、居住地や在学状況などの要素が関係しています。本記事では、どうして同じ年齢なのに料金が違うのかを、具体的な事例を交えて解説します。
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なぜ同じ年齢でも、子ども料金に差が出るの?

動物園の入園料は“年齢だけ”では決まりません。多くの場合、“年齢+住所・在学地・特定の日”など複数条件が関わります。
 
「小学生以下は無料」とされていても、「中学生以上で都内在住・在学なら無料」などの特典が別途用意されていることがよくあります。つまり、親戚はその無料条件を満たしていたが、ご自身のご家庭は満たしていなかったという可能性があります。
 

動物園ごとで異なる「無料/有料」の条件とは

動物園の入園料は、どこも一律ではありません。むしろ動物園ごとに細かく異なる規定があるのが一般的です。その違いは主に以下の3つの観点から生まれます。
 

基準となる「年齢」や「学年」

まず基本となるのが、子どもの年齢・学年による区分です。多くの動物園では、小学校に入る前の「未就学児」は無料であることが多く、小学生からは有料というケースが一般的です。しかし、中学生の扱いについては施設によって差が出ます。

・未就学児(通常6歳以下):多くの動物園で無料
 
・小学生:動物園によって無料・有料が分かれる
 
・中学生:多くの施設では有料。ただし自治体との連携がある場合は無料のことも

東京都立の動物園では、「都内在住・在学の中学生まで」が無料です。つまり、中学生でも「都外から通っている」または「私立で都外在住」の場合は有料になるケースがあります。
 

「居住地」や「在学先」が影響することも

意外と見落としがちなのが、子どもの「住所」や「通っている学校の場所」が関係する点です。これは、その動物園がどの自治体の支援を受けて運営されているかに関係しています。

・都立/市立の施設では、都民・市民向けに優遇措置があることが多い
 
・市外・県外から訪れた人には、たとえ同年齢でも通常料金がかかる場合がある

大阪市の天王寺動物園では、「大阪市内に在住」または「大阪市立の小・中学校に通っている子ども」に限って無料になります。つまり、同じ年齢であっても、市外在住で市立校に通っていない場合には有料になるということです。
 
このように、子どもの年齢だけでなく、「どこに住んでいて、どこの学校に通っているか」も重要な条件になっているのです。
 

「無料開放日」や「特定イベント日」

多くの動物園では、年間の特定日に「無料開放日」が設けられています。これはすべての来園者が対象になることもあれば、特定の区分(子ども、高齢者、障害者など)に限定されていることもあります。

▼主な例

・こどもの日(5月5日):子ども限定で無料開放する動物園が多い
 
・都民の日(10月1日):都立の施設が広く無料に(東京都)
 
・みどりの日(5月4日):自然系施設の無料開放が多い
 
・地元自治体の開園記念日や、感謝祭的なイベント日

これらの日にちに合わせて行けば、本来なら有料の子どもも無料で入園できるチャンスがあります。ただし、無料対象者の範囲や対象年齢は施設ごとに異なるため、事前に公式ホームページなどで確認が必要です。
 

まとめ

同じ年齢の子どもであっても、動物園によって「無料」「有料」と違うのは珍しくありません。その違いは、子どもの年齢だけでなく、住んでいる地域や学校の所在地、さらには来園する日が特別な無料開放日かどうか、といった条件によって左右されます。
 
そのため、動物園へお出かけを計画する際には、必ず事前に公式ホームページなどで「子ども料金の適用条件」を確認しておくことが大切です。特に親戚や友人家族と一緒に出かける場合は、互いの条件の違いを理解しておけば、当日になって戸惑うことも避けられるでしょう。
 

出典

上野動物園 開園時間・休園日・入園料
天王寺動物園 入園料/開園時間/休園日
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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