【Amazonプライム会費】アメリカは「月14.99ドル」に対し、日本はたった「600円」! 安い理由は「楽天・ヨドバシ」の影響が大きい?

配信日: 2025.09.09 更新日: 2025.09.26
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【Amazonプライム会費】アメリカは「月14.99ドル」に対し、日本はたった「600円」! 安い理由は「楽天・ヨドバシ」の影響が大きい?
Amazonプライムの会費は、日本はたった600円であるのに対し、アメリカでは月額14.99ドルで日本の約3.7倍も高いです。日本とアメリカでは、物価や賃金などの社会的な環境に差があるとはいえ、日本のAmazonプライムの会費はなぜこんなにも安いのでしょうか?
 
日本のAmazonプライムの会費が安いのは、楽天やヨドバシの影響が大きいともいわれています。本記事では、日米のAmazonプライムの特典の違い、Amazonプライムの会費が安い理由について解説していきます。
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アメリカと日本のAmazonプライム会費・特典の比較

Amazonプライムの会費は、日本では月額600円であるのに対し、アメリカでは月額14.99ドルです。Amazonプライムの会員になると以下の特典が得られます。

●無料の配送
●Prime Video
●Amazon Music Prime
●Amazon Photos
●Prime Reading

会費を払うだけで、映画やテレビ番組が見放題になったり、1億曲以上の楽曲から好きな音楽を再生できたりします。また、写真を容量無制限で保存できたり、kindle本を読み放題で利用したりすることも可能です。
 
アメリカでは無料の Grubhub+があるなど多少の差はありますが、日本と特典内容はほぼ同じです。しかし、会費について見てみると、アメリカは日本の3.7倍も高く、日本がたったの月額600円で利用できるのはなぜなのでしょうか? 次章で説明します。
 

日本でAmazonプライム会員費が安い理由

日本のAmazonプライムの会員が安い理由は、Amazonの競合である楽天やヨドバシの影響といわれています。
 
実際に、楽天、ヨドバシはそれぞれが強みをもっており、熾烈(しれつ)な価格競争が繰り広げられています。そのため、Amazonプライムが値上げしてしまうと、楽天やヨドバシにお客が流れてしまう可能性が高いといえるでしょう。
 
また、日本は、国土が小さく物流網が発達しているため、配送にかかるコストが安いことも会費を安く抑えられる理由の1つです。
 
Amazonプライムの会員数を見てみると、アメリカの会員数は、1億8400万人となっており、アメリカの人口の50%以上がAmazonプライムの会員となっています。一方、日本の会員数は、1860万人で人口の20%程度にとどまっています。
 
このような背景から、費用を抑えることで会員数を増やしたいというAmazon側の思惑もあるようです。
 

楽天やヨドバシがAmazonの会費に影響? 2つの会社が持つ強みとは?

Amazonプライムが会費を上げられない理由ともなっている、楽天やヨドバシがもつ強みとはどのようなものなのでしょうか?
 
図表1

会費 強み
楽天 無料 ・ポイントの還元率が高い
・定期的に大型セールが開催される
ヨドバシ 無料 ・実店舗との連携
・ポイントの還元率が高い
・配送無料、即日配送のサービス

筆者作成
 
図表1のように、楽天やヨドバシでは、それぞれ魅力的な強みを持っています。しかも、基本的に会費無料でサービスを受けられるとあり、Amazonが会費を上げられない理由となっていても無理はないといえるでしょう。
 

日本のAmazonプライムの会費が安いのは日本独特の事情によるもの

日本でAmazonプライムを安い会費で利用できるのは、楽天やヨドバシなどのAmazonの競合が強く、熾烈な価格競争が繰り広げられていることが背景にあります。
 
また、日本の配送コストの低さやアメリカに比べてAmazonの会員数が少なく、今後の伸びしろに期待して価格を抑えているとも考えられます。日本のAmazonプライムの会費が安いのには、日本独特の事情が垣間見れます。
 
今後、状況が変わればアメリカと同じような価格になるかもしれません。
 

出典

Amazon Amazonプライム会費
Amazon Amazonプライムについて
楽天グループ株式会社 楽天会員登録
株式会社ヨドバシカメラ ヨドバシ・ドット・コム 会員サービス
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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