今後海外でもPayPayが使えるようになる!? まだ現金派の人は「QRコード決済」を導入したほうがいい?
ポイント還元や家計管理の利便性もあわせて考えると、現金派の人にとっても見逃せない変化でしょう。この記事ではQRコード決済のメリットについて解説します。
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PayPayの海外利用が韓国からスタート予定
QRコード決済のPayPayが海外でも使えるようになると報じられました。まずは韓国で利用可能になり、国内ユーザーが海外店舗でPayPay決済できる初の取り組みです。
これまでPayPayは、訪日客が自国ウォレットを使用し、日本の加盟店で支払える仕組み(Alipayなどとの連携)が中心でした。今回の動きはその逆で、日本のユーザーが海外で使える状態になります。
開始当初は韓国の一部加盟店舗から段階的に広がる見通しで、対象エリアや仕様は順次案内されるとみられます。
現金派は損をしている? QRコード決済のメリット
キャッシュレス決済のなかでも、QRコード決済の利用者が増加しています。その理由としては、決済手順のシンプルさやポイント還元などが挙げられます。QRコード決済の主なメリットは次の3つです。
・ポイントやキャンペーン
・家計に役立つ機能
・個人間送金
日常の決済でポイントが貯まり、実質的な値引きにつながります。大規模なキャンペーンの際には、ポイントの還元も大きくなります。
また、アプリの利用履歴が自動的に支出記録となるため、現金より振り返りやすく、家計の可視化に役立つ点も便利です。前払い(チャージ)方式を選べば、使いすぎ防止にも効果的です。
さらに、QRコード決済サービスのなかには、個人間送金が可能なものがあります。家族や友人が財布を落とした時など、緊急時に素早く送金できます。
QRコード決済の仕組みと注意点
QRコード決済にはユーザースキャン(店舗がコード提示)とストアスキャン(顧客がコード提示)があり、それぞれ店舗側の負担やリスクが異なります。ユーザースキャンは金額入力ミスに注意が必要で、ストアスキャンは端末導入コストがかかる一方、偽コード対策に有効です。
安全面では「◯◯ペイで返金します」と装った詐欺が各地で発生しています。返金手続きを装い、実際には送金させる手口です。見知らぬ相手の指示でアプリを操作しないこと、送金には最新の注意を払うことを徹底しましょう。
まとめ
PayPayの海外利用開始は、キャッシュレス決済の利便性がさらに広がる大きな一歩といえます。特に韓国旅行などで現金を多く持ち歩かずに済む点は安心材料になるでしょう。加えて、国内でのポイント還元や家計管理のしやすさも見逃せないメリットです。
一方で、利用にあたっては決済方式の違いや詐欺被害への注意が欠かせません。仕組みを理解し、公式の案内を確認しながら安全に活用することが重要です。現金派の方も、まずは少額からQRコード決済を取り入れることで、その便利さとお得さを実感できるはずです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
