スマホのバッテリー交換「1万円」VS「機種変更10万円」…結局どちらがお得なの?
バッテリー交換なら1万円前後、機種変更なら10万円以上かかる場合もあり、価格差は大きいといえます。そのため、どちらの対応にすればいいか迷うかもしれません。
本記事では、バッテリー交換と機種変更それぞれの費用や特徴を紹介し、状況に応じた判断基準を解説します。
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バッテリー交換にかかる費用
スマホは、iPhoneとAndroidに大別されます。iPhoneの場合、Appleのバッテリー交換サービスを利用し、メーカー保証が適用される場合は無料で交換可能です。
しかし、保証サービス適用外の場合、サービスに対応している一番古い機種のiPhone SE(第2世代)で1万1200円、最新機種のiPhone 16 Proだと1万9400円となっています。このように、iPhoneのバージョンおよびモデルにより金額に違いがあります。
なお、メーカー保証は、Apple製品1年限定保証、もしくはAppleCare+に加入した端末において蓄電容量が80%未満になった場合に利用可能です。
一方、Androidはさまざまなメーカーが製造しているため、メーカーや機種によって金額は異なるようです。キャリアでの交換対応の場合、3000~6万円が目安とされています。
スマホ修理店の場合、iPhone・Androidともに費用をおさえられることもあり、3000~1万5000円程度とされています。
機種変更にかかる費用
機種変更にかかる費用は機種により異なります。
最新のハイエンドモデル(最先端の技術や最高の性能を備えた最上位の性能と機能を持つモデル)では10万円を超えるケースが一般的で、中には20万円近い機種もあります。
しかし、性能をおさえたスタンダードモデルや、エントリーモデル、リユースモデルなら数万円で購入できることもあるでしょう。
キャリア各社は、端末を一定期間後に返却することで残債が免除されるプログラムや、下取りサービスも提供しています。これらを利用することで、実質的な負担額をおさえられる場合もあります。ただし、バッテリー交換と比べると依然として大きな出費になるのは事実です。
バッテリー交換か機種変更かの検討
費用面で考えれば、バッテリー交換がお得に感じられるでしょう。スマホのバッテリー寿命は2〜3年程度とされています。通常、2年程度の経過では、性能に不満を持つことはないでしょう。そのため、電池の減りだけが気になる場合はバッテリー交換が有効とされます。
新品バッテリーに交換すれば、快適さを取り戻せる可能性もあるでしょう。
しかし、バッテリーを交換しても不具合があまり改善されなかったり、別の要因で問題が解決しなかったりするケースもあるとされています。ストレージの容量不足、OSやアプリのソフトウェア要因でもバッテリー消費は大きくなるためです。
OSのサポート終了が近づいている、あるいは画面や動作などバッテリー以外の不具合が目立ち始めた場合は、長期的に見て機種変更を選ぶと安心です。また、最新機能を重視する方にとっても、機種変更のメリットは費用以上に感じられるでしょう。
「お得さ」は費用面だけじゃない! 複数の基準で判断しよう
バッテリー交換と機種変更、どちらがお得だと感じるかは、使用状況や今後の使用見込みによって変わります。
購入から2〜3年程度で大きな不満もなければ、1万円前後のバッテリー交換が最もコストパフォーマンスに優れるでしょう。
反対に、購入から3年以上経過している場合や、OSサポートの終了や不具合が気になり始めているなら、安全性や利便性を考えた機種変更が妥当かもしれません。
「お得さ」は単純な金額比較だけで決められるものではありません。使用スタイルや価値観に合わせ、費用・快適さ・安全性を総合的に考慮して選ぶことが大切でしょう。
出典
Apple iPhoneバッテリーの交換 料金は?
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
