「青春18きっぷ(3日間用)」より“2150円”も安い!? “7850円”でJRの普通列車が3日間乗り放題になる「秋の乗り放題パス」が9月12日に発売開始! どのくらい乗ると元が取れるの?

配信日: 2025.09.12 更新日: 2025.09.26
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「青春18きっぷ(3日間用)」より“2150円”も安い!? “7850円”でJRの普通列車が3日間乗り放題になる「秋の乗り放題パス」が9月12日に発売開始! どのくらい乗ると元が取れるの?
鉄道の乗り放題きっぷの中では比較的知名度が高いと思われる「青春18きっぷ」ですが、さらに期間限定で「秋の乗り放題パス」の発売が予告されています。これら2種類の乗り放題パスには、どのような違いがあるのでしょうか。
 
本記事では「秋の乗り放題パス」の概要や、青春18きっぷとの違い、そしてどのくらい乗れば「元が取れる」かの目安を解説します。
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JRグループは9月12日に「秋の乗り放題パス」を発売

JRグループは2025年9月2日付けで、10月14日の「鉄道の日」に合わせたキャンペーンを発表しました。内容としては「秋の乗り放題パス」および「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」の発売となっており、「普通列車を使った旅を満喫していただくため」としています。
 
このうち「秋の乗り放題パス」は、「JR全線の普通・快速列車の普通車自由席」「BRT(バス高速輸送システム)」「JR西日本宮島フェリー」に、連続する3日間乗り降り自由となるきっぷです。
 
発売期間は2025年9月12日~10月17日、利用期間は2025年10月4日~10月19日です。値段については「乗り放題パス」がおとな7850円・こども3920円で、オプション券は別料金となっています。
 

「青春18きっぷ(3日間用)」とはなにが違う? 利用上の注意も解説

オプション券を含めない「秋の乗り放題パス」単体での乗車可能区間は、JRグループで利用可能な「青春18きっぷ【夏季】(3日間用)」と同じです。また、利用上の注意も、「購入時に指定された利用開始日から連続する3日間のみ有効」「1枚の複数人利用不可」といった点で共通しています。
 
大きな違いは利用可能期間と価格設定であり、「青春18きっぷ【夏季】(3日間用)」は2025年7月19日~9月9日までと、乗り放題パスよりも柔軟な利用が可能でした。
 
ただし、価格に関しては3日間用がおとな・こども共通で1万円の青春18きっぷに対し、秋の乗り放題パスはおとな7850円と、2150円の差があります。さらに後者には青春18きっぷにはない、こども料金の設定があるため、そちらとの比較では6080円と大差がつくのも大きな特徴です。
 

「秋の乗り放題パス」はどのくらい乗ると元が取れる?

「秋の乗り放題パス」を3日間で割ると、大人1人1日あたり約2617円となるので、通常の運賃がこれを上回る距離を1日で移動すれば「元が取れる」可能性があるといえます。
 
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の「普通旅客運賃【幹線】」によれば、2025年9月時点で、営業キロ(運賃計算キロ)141~160区間における幹線(磁気)の場合、運賃は2640円です。
 
これは駅名で言えば、東京から東海方面に移動した場合は東海道本線の吉原駅、東北方面に移動した場合は常磐線の大甕駅が該当します。
 
ちなみに、「青春18きっぷ【夏季】(3日間用)」を日割りすると約3333円となり、上述の運賃表では営業キロ181~200以上と「元を取る」にはさらに長い距離を乗車する必要があります。
 
あくまで目安ではありますが、旅程を組まれる際は参考にしてみてください。
 

まとめ

本記事では「秋の乗り放題パス」について解説しました。ご紹介した乗車券や距離換算は一例であり、今後JR以外の各鉄道会社もお得なきっぷや、他の公共交通機関と連携した便利なパスを発売する可能性も考えられます。
 
ご自身の旅のテーマや、予算・スケジュールに合った移動手段を探すのも、旅の楽しみのひとつかもしれません。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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