娘が「スイミングを習いたい」と言っています。息子のバスケに係る初期費用が「10万円」を超えたので不安なのですが、スイミングも同じくらい費用が掛かるものですか…?
特に初期費用はまとまった金額が必要になることが多く、兄弟姉妹で複数の習いごとを抱える家庭では大きな不安材料になります。息子さんのバスケットボールで10万円以上かかった経験があると、「スイミングも同じくらいかかるのでは」と心配になるのは自然なことでしょう。
では実際のところ、スイミングの初期費用や月謝はどの程度なのでしょうか。また、バスケットボールとの違いや費用を抑える工夫についても見ていきましょう。
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スイミングにかかる初期費用の相場
スイミングスクールの初期費用は、スポーツクラブや地域のスクールごとに異なりますが、大きく分けて入会金、年会費、指定用品の購入費の三つに分けられます。
入会金は無料から一万円程度まで幅があり、キャンペーンで免除されることもあるようです。年会費がある場合は数千円から一万円程度が多く、これは事務手数料や施設維持費のような位置づけといえるでしょう。
指定用品には、水着、キャップ、バッグ、ゴーグルなどがあります。
スクールによっては専用のロゴ入り水着やバッグを購入する必要があり、その場合は合計で1万5000円から2万円ほどになることが多いです。一般的なスポーツショップで購入できるものを使っていいスクールなら、必要最小限で揃えることができ、5000円から1万円程度で済ませることも可能です。
これらを合計すると、スイミングの初期費用はおおよそ1万5000円から3万円が相場と言えるでしょう。もちろん地域やスクールの規模によって差はありますが、10万円を超えるような高額になるケースは極めて少ないのが実情のようです。
バスケットボールとの費用の違い
息子さんのバスケットボールで10万円を超えたのは、競技特有の道具やチーム活動に伴う費用が大きかったと考えられます。
バスケットボールは専用シューズやユニフォーム、ボールが必要で、成長に合わせて買い替えが必要になります。また、クラブチームに所属すると大会参加費や遠征費もかかりやすく、初期費用だけでなく継続的な出費も重くなりがちです。
一方、スイミングは水着やゴーグルなどの個人用品が中心で、一度揃えればしばらく使えるものが多いです。成長によって買い替えるのは水着やキャップくらいで、シューズやボールのように大きな出費になることはほとんどないでしょう。
そのため、同じスポーツでもスイミングはバスケットボールに比べて費用の見通しが立てやすい点が特徴といえるでしょう。
月謝とランニングコストの実際
初期費用だけでなく、毎月の月謝やその他のランニングコストも気になるところです。スイミングの月謝は地域差があるものの、週1回で6000円前後、週2回で8000円から1万円程度が一般的です。習いごとの中では決して安い部類ではありませんが、兄弟で同じスクールに通う場合は割引制度を設けているところもあるでしょう。
また、送迎バスの利用料や進級テストの受験料が別途必要になる場合もありますが、それらを含めても月謝に数千円上乗せされる程度に収まることが多いです。水着やゴーグルの買い替えは年に数回程度で済みますので、ランニングコストは比較的安定しています。
家計への影響を抑える工夫
スイミングは比較的費用が抑えやすい習いごとですが、それでも兄弟姉妹で複数の活動をさせると負担は大きくなるでしょう。そのため、いくつかの工夫を取り入れると安心です。
まず、入会キャンペーンの利用です。春や夏のタイミングには「入会金無料」「用品一式プレゼント」といったキャンペーンが実施されることがあり、初期費用を大幅に抑えることができます。
次に、必要以上に指定用品を買わないことも大切です。スクールによってはゴーグルやバッグは自由に選べる場合があるので、手持ちのもので代用すれば費用を節約できます。
さらに、兄弟や知人から譲り受けるのも有効です。水着やキャップは衛生面で新しいものを用意する必要があるかもしれませんが、バッグやタオルなどはお下がりでも問題ないでしょう。
また、子どもが本格的にスイミングを続けたいと考えるかどうかを見極めるために、まずは短期教室から始めるのもいい方法です。数日間の集中コースであれば費用は数千円程度で済みますし、子どもが水を楽しめるかどうかも確かめられます。その後、本格的に続けると決めてから入会すれば、無駄な出費を避けることができるでしょう。
まとめ
スイミングにかかる初期費用は、一般的に1万5000円から3万円程度で、バスケットボールのように10万円を超えるケースはほとんどありません。
月謝も週1回で6000円前後、週2回で1万円前後が目安となり、ランニングコストは比較的安定しているといえるでしょう。バスケットボールと比べると費用の見通しが立てやすく、負担をコントロールしやすい習いごとといえるでしょう。
子どもが「やりたい」と言った習いごとは、できるだけ応援してあげたいものです。費用の不安があっても、キャンペーンを上手に活用したり、必要なものを見極めて揃えたりすることで、家計への影響を小さくすることは十分に可能です。
無理のない範囲でスイミングを始めれば、子どもにとって水に親しむ楽しさや体力づくりのメリットを得られるでしょう。費用面での安心感があれば、親も子どもも前向きな気持ちで新しい一歩を踏み出せるはずです。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
