夏休みだけ小1の娘を民間学童に預けてみたのですが、「月額8万円」でかなり驚きました…。これって相場的に普通の料金なのでしょうか?
特に月額8万円ともなると、相場を知らなければ驚いてしまいますよね。本記事では、公立学童と民間学童の違いや料金相場を整理し、月額8万円が妥当かどうかを解説します。
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民間学童と公立学童の違いとは?
学童保育には大きく分けて「公立学童」と「民間学童」があります。
公立学童(放課後児童クラブ)は、市区町村が運営や委託を行い、費用の一部に補助金が入っています。内容は、学校や地域の施設で子どもを安全に預かり、宿題を見守ったり簡単な遊びをしたりすることが中心です。料金は月額5000円前後から1万円程度と、比較的安く抑えられるのが特徴です。
こども家庭庁の「令和6年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」によると、放課後児童クラブにおける月額利用料で最も多いのは4000円~6000円未満で、平均月額利用料は6956円でした。
一方、民間学童は企業やNPOなどが運営し、サービスの幅が広いのが特徴です。送迎サービスや習い事のようなプログラム、英語学習やプログラミングなど、子どもの成長を意識したカリキュラムを組み込んでいるケースも多くあります。その分、料金は高めになる傾向があります。
つまり、料金の違いは「誰が運営しているか」と「どこまでサービスが含まれているか」によって大きく変わるのです。
民間学童の料金相場はどのくらい?
一般的に、民間学童の月額料金は 3万円〜7万円程度 が多いとされています。都市部や、教育プログラムを取り入れているところではさらに高額になることも珍しくありません。
また、長期休暇の夏休みは、普段の放課後利用に比べて預かり時間が長くなるため、追加料金がかかるのが一般的です。朝から夕方まで預けられるプランになると、食事やイベント費用も加わり、料金は通常月よりも高額になります。株式会社Sene-Gの調査によると、東京23区内の学童では月5万円、教育プログラム提供型の場合は、東京23区で約6万円~8万円でした。
「月額8万円」は高い? 妥当になるケースとは?
「月額8万円」は民間学童の中では高い方ですが、条件次第では妥当といえます。例えば以下のような場合です。
・東京都心など、家賃や人件費の高いエリアにある
・朝から夕方までの長時間保育に対応している
・英語やプログラミングなど習い事を兼ねたプログラムが含まれている
・昼食やおやつ代、教材費、イベント費が月額に込みになっている
・学校や自宅までの送迎サービスがついている
こうしたサービスを含めると、月額8万円でも「高いけれど納得できる料金」と考える家庭も多いです。
一方で、特別なプログラムがなく、単に長時間預かるだけの内容でこの料金なら、やはり割高といえるでしょう。その場合は、近隣の他学童と比較してみたり、放課後子ども教室や一時預かりを組み合わせてみたりするなど、選択肢を見直すことも検討する価値があります。
料金の背景を理解して、自分に合った学童を選ぼう
民間学童の料金は、サービス内容や地域によって大きく異なります。公立学童と比べるとどうしても高額になりますが、その分、送迎や教育プログラムなどのメリットがあるのも事実です。月額8万円は高額な部類ですが、内容によっては十分妥当なケースもあります。
大切なのは、「何にお金を払っているのか」を理解することです。預かり時間やサービスの内訳を確認し、家計とのバランスを考えながら、自分の家庭にとって本当に価値がある学童を選ぶことが安心につながります。
出典
こども家庭庁 令和6年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況
株式会社Sene-G 公立vs民間学童プログラムの費用比較:保護者が知っておくべきこと
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
