娘と“ピアノの体験教室”に行ったら「自宅にグランドピアノを」と勧められ仰天…! 安くて「100万円」だけど、習わせるなら必須でしょうか?
本記事では、ピアノを習うメリットやグランドピアノの費用、なぜすすめられるのかといった理由まで詳しく解説します。
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ピアノを習うメリットとは?
ピアノを習うと、子どもの成長に多くのメリットを与える可能性があります。
1. 情操教育の一環としての効果
一般財団法人新井情操教育振興会によると、「情操教育とは、社会で生きていくための能力や感性を育てることです。ピアノを習い、美しいメロディーや多くの曲にふれることで豊かな感性が育ち、気持ちをのせて演奏するため、表現力や創造力も身につきます。
2. 学習面へのよい影響
ピアノの練習は、脳科学の観点から学習面によい影響を与えることが期待されます。楽譜を読み、両手を使って演奏する動作は、脳のさまざまな領域を活用するためです。
また、ピアノが楽しい気持ちで弾けると、記憶力や思考力をつかさどる「海馬」を刺激し、学習能力向上につながることも示されています。
3. 習い事としての人気
ピアノは、習い事として人気があります。厚生労働省が2019年に行った「第9回21世紀出生児横断調査」によると、平成22年の出生児において、「音楽(ピアノなど)」の習い事をしている女児は39.6%と最も多い割合でした。
このようにピアノを習うメリットは、さまざまな角度から説明することができます。
グランドピアノの価格とメンテナンス費用
ピアノを習うと、自宅での練習環境を整える必要も出てきます。そこで購入を考えるのがピアノです。今回は、グランドピアノの価格とメンテナンス費用について確認します。
グランドピアノの購入費用
グランドピアノは新品の場合、100万円から数百万円程度が目安の1つです。中古品であれば多少安く手に入れることも可能ですが、それでも数十万円の出費は視野に入れておいたほうがよいでしょう。
メンテナンス費用
グランドピアノは美しい音色を保つために、定期的な調律が必要です。1回の調律費は1~2万円程度であり、年に1~2回行うことが推奨されています。そこに、運搬費用を合わせると数万円の追加費用がかかることも覚えておきましょう。
なぜグランドピアノがすすめられるの?
グランドピアノは高額であるため、簡単に購入はできませんが、多くの先生が導入を勧める理由を3つ紹介します。
タッチや音色の幅が広く、表現力が育つ
グランドピアノは、鍵盤のタッチ感や音色の響きが豊かです。弱く弾けば繊細な音が出て、強く弾けば迫力のある音が出せます。表現力を身につけたい場合は、グランドピアノでの練習がよいといわれています。
コンクールや受験を視野に入れる場合、練習環境の質が影響する
コンクールへの出場や受験を視野に入れている場合は、グランドピアノでの練習は必要であるとの声も多いです。本番ではグランドピアノを使用するケースが多く、同じ環境での練習は、実力を発揮できる可能性も高まります。
電子ピアノで十分なケースも
ピアノを趣味として習う場合、電子ピアノの購入でも十分なケースがあります。電子ピアノのメリットは、音の調整ができる点、調律が不要な点、手頃な価格とサイズ選択ができる点です。機種によってはピアノのリアルなタッチ感を体験できるそうです。
子どもの練習の目的によっては、必ずしもグランドピアノを購入する必要はないといえるでしょう。
家庭でのピアノ選びは目的と予算に合わせて選ぼう
ピアノは、目的や予算に合わせて選ぶことが重要です。また、子どもが「本格的に音楽を学びたいか」「趣味として続けたいのか」によっても、必要なピアノは変わります。最も大切なのは、高額なピアノの購入よりも、子どもが楽しく弾ける環境を整えてあげることではないでしょうか。
出典
厚生労働省 第9回21世紀出生児横断調査(平成22年出生児)の概況 2.子どもの生活の状況
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
