【仙台vs福岡】“住みやすい地方都市”はどっち?「家賃・物価・メリット」を比較
ファイナンシャルプランナー
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仙台と福岡はどっちが住みやすい? 平均年収・支出・家賃を比較
図表1では、1人あたりの平均年収と、2人以上世帯の家賃を除いた平均支出を比較。図表2では、仙台駅と博多駅周辺で人気の間取り別家賃を比較しました。※収支は、働く人数や家族構成によって実際と異なります。
図表1
| 仙台 | 福岡 | |
|---|---|---|
| 平均年収(1人) | 約570万円 | 約503万円 |
| 平均支出(2人以上世帯) | 約354万円 | 約333万円 |
筆者作成
図表2
| 間取り | 仙台駅 | 博多駅 |
|---|---|---|
| 1K | 7万5000円 | 7万1000円 |
| 1LDK | 11万8000円 | 8万4000円 |
| 2LDK | 14万8000円 | 13万3000円 |
| 3LDK | 21万円 | 22万1000円 |
筆者作成
仙台の平均年収は、福岡よりも約67万円高めです。仙台には、東北最大の経済圏として、製造業やIT企業、医療関連などの産業が集中しています。高い技術力と専門性が必要なことも多いため、年収は必然的に高くなります。
一方、家賃を除いた年間支出は、福岡が約21万円低めです。福岡は、屋台文化や新鮮な食材が豊富な土地柄もあり、外食費や食材費が比較的安めです。また、仙台は、冬場の暖房費や雪対策費用がかさみやすく、季節による出費の増加が支出額に影響しています。
家賃は単身向けで差が大きく、1LDKで月3万円以上の差があります。住む場所を決める際は、収入だけでなく生活費全体とのバランスを考えることが重要です。
仙台と福岡の街のメリット
仙台と福岡には、どのようなメリットがあるのか確認していきましょう。
仙台の街のメリット
1. 自然と都市機能のバランスが良い
2. 首都圏へのアクセスが良好
3. 食文化が豊か
仙台は、商業施設や高度医療機関、大学などが集まる東北最大の経済拠点で、企業や官公庁も集中する利便性の高い都市です。そのうえ、中心部から車を使って30分ほどで海や山へアクセスでき、ハイキングやスキー、海水浴やマリンスポーツを楽しめます。
また、東京へは、新幹線で約1時間半とアクセスが良く、仕事や旅行で首都圏へ行く機会が多い人に便利です。東北各地から新鮮な農産物・水産物が集まり、牛たんや海鮮など、仙台ならではのグルメが豊富な点も大きな魅力の1つです。
福岡の街のメリット
1. 交通がコンパクトで移動が楽
2. 物価、家賃が比較的安い
3. 暖かい気候で暮らしやすい
福岡は、市街地から空港まで地下鉄で10分以内と近く、都市機能がコンパクトにまとまっています。バスや地下鉄など公共交通機関も充実しており、車がなくても移動しやすく、通勤・通学の負担を軽減できます。
また、屋台文化が根付き、安くておいしいグルメが豊富なことから、外食・食料品の価格が比較的リーズナブルです。1年を通して温暖な気候のため、冬の暖房費を節約できる点も見逃せない強みです。
仙台と福岡の街に向いている人の特徴
仙台と福岡に住むのに向いているのは、それぞれどのような人なのか特徴をチェックしていきましょう。
仙台に向いている人
仙台は、首都圏への出張が多い人に適しています。福岡の場合、飛行機を利用しても市内から東京の都心部まで3時間以上かかるため、時間も体力も負担が大きくかかります。
また、医療・教育・自然環境が整っており、子育て世帯にもおすすめです。東北地方の医療拠点である仙台は、小児科や小児専門病院が充実しており、急な病気でも安心できます。
ただし、仙台の冬は、雪が積もったり道路が凍結したりすることも多いため、雪国の暮らしに順応できないと、生活に戸惑いを感じるかもしれません。
福岡に向いている人
通勤・通学にかかる時間の負担を減らしたい人に、福岡はおすすめです。市内は、バスや地下鉄の公共交通機関が発達しているため、目的地までスムーズに移動できます。
また、仙台に比べて物価が安いため、生活費を抑えたい人にも適しています。特に冬場は、温暖な気候で暖房費がかさみにくく、光熱費を節約できる点が強みです。
「仙台vs福岡」住む街は生活スタイルに合わせて選ぼう
平均年収は、仙台が約67万円高く、平均支出は、福岡が約21万円低く済みます。しかし、どちらの街も魅力的な点が多くあるため、単に収入や支出だけで住む街を決めるのは難しいでしょう。
それぞれの街に住むメリットと自身の生活スタイルとを照らし合わせ、どちらに住むのが良いかを検討しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
