都内で駐車場を探したら「月2万5000円」と言われ驚きました。これは普通の金額なのでしょうか?

配信日: 2025.09.26
この記事は約 3 分で読めます。
都内で駐車場を探したら「月2万5000円」と言われ驚きました。これは普通の金額なのでしょうか?
都内で車を持つなら避けて通れない“駐車場代”の問題。ある日、駐車場探しで「月2万5000円です」と言われたら、その金額を高いと感じるか、妥当と感じるか迷うことでしょう。実際、東京23区や都心部では駐車場の賃料は高く、月2~3万円台は決して珍しくありません。
 
本記事では、月2万5000円という金額が相場と比べてどうなのか、なぜ駐車場代が高くなるのか、コストを抑える方法までを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

月2万5000円は都内では妥当?相場と比較してみる

都内の月極駐車場の平均料金は、地域によって大きく異なります。

・千代田区・港区など都心:機械式で月4万〜6万円、平面駐車場では月5万〜12万円前後
 
・渋谷区・新宿区:月3万〜6万円程度
 
・中野区・板橋区など城西エリア:月2万〜3.5万円程度、練馬区は約1.8万円前後
 
・足立区・葛飾区など東部エリア:月1.5万〜2.5万円程度

このため、月2万5000円は23区ではやや安めから平均的な料金帯といえます。住宅街が多い中野区、杉並区、墨田区などではこの価格帯の物件が見つかりやすく、決して高くはありません。
 
一方で、港区や千代田区の一等地では10万円前後の駐車場もあり、相場を正しく把握して検討することが重要です。
 

料金が高くなる要因

同じ都内でも駐車場の価格には差があります。最大の要因は「立地」で、駅近や都心の商業施設やオフィスが密集する交通利便性の良いエリアは、土地価値が高いため駐車場料金も高くなります。
 
次に駐車方式です。平置き式(地面に直接停められるタイプ)は利便性が高い一方で場所を多く必要とするため料金が高い傾向があります。
 
これに対し、機械式(ターンテーブルやリフトで車を上下させるタイプ)は土地効率が良く、料金は比較的安いことが多いですが、利用時の利便性は劣る場合があります。また、屋根付きやセキュリティ設備がある駐車場は管理コストがかかるため、料金が高くなる傾向があります。
 
さらに、駐車場の供給量が少ない地域は需要超過になりやすく、料金が上がりやすいです。逆に周辺に多くの駐車場がある場合は競争により料金が抑えられることもあります。
 

駐車場代を抑えるコツ・交渉や探し方の戦略

都内で少しでも駐車場代を抑えたい場合、以下のような工夫が役立ちます。
 
まずは、エリアを少し外すことです。駅から少し離れた住宅地や、メジャーでない沿線沿いを探すと、数千円単位で安い物件が見つかることがあります。特に徒歩5〜10分離れるだけで価格が大きく変わることも珍しくありません。
 
次に、駐車場ポータルサイトの活用です。複数のサイトを比較して調べると、条件の良い空き情報が見つかりやすくなります。また、不動産会社や管理会社への直接問い合わせも有効です。ネットに掲載されていない空きが見つかることや、複数契約・長期契約を前提に割引交渉ができるケースもあります。
 
さらに、シェア駐車場サービスを利用すれば、時間単位や1日単位で安価に使える場所が見つかることもあります。月極だと2万5000円の場所でも、週2回×数時間の利用であれば月数千円で済むこともあるでしょう。
 

まとめ

月2万5000円という駐車場代が「高い」と感じるか「妥当」と感じるかは、立地や利用目的によって異なります。都心部では安い方、郊外ならやや高めといった印象になるかもしれません。
 
ただ、都内で車を持つには、駐車場代も含めて「維持コスト」として計算しておくことが重要です。場合によっては車を手放してカーシェアを活用する方が合理的、という選択もあり得ます。
 
大切なのは、「今のライフスタイルにとって、その駐車場代が価値に見合うかどうか」。いろいろな探し方・使い方ができる時代だからこそ、自分に合った方法を見つけていきたいですね。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問