キャンプギアを見に行ったら「テント10万円」で驚き! 4人家族なら「グランピング」のほうが“コスパ”いいですか? キャンプとの費用を比較

配信日: 2025.09.27 更新日: 2025.09.29
この記事は約 4 分で読めます。
キャンプギアを見に行ったら「テント10万円」で驚き! 4人家族なら「グランピング」のほうが“コスパ”いいですか? キャンプとの費用を比較
家族で初めてのキャンプを計画し、アウトドアショップに足を運んだものの、テントなどが高額で驚いたという人もいるのではないでしょうか。
 
自然の中で過ごすアウトドア体験は非常に魅力的ですが、実際にキャンプを始めようとすると初期投資が大きなハードルとなる人も多いかもしれません。
 
そうした中で、近年注目されているのが「グランピング」です。手ぶらで快適に楽しめるアウトドア体験ですが、果たして本当にキャンプより安くつくのでしょうか?
 
本記事では、キャンプとグランピングにかかるお金を比較し、お得に楽しめるのはどちらかを詳しくみていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

家族でキャンプ、どれくらいお金がかかるの?

キャンプを始めようと思うと、テントや寝袋、ランタン、調理器具など、さまざまなキャンプギア(道具)をそろえなければなりません。家族4人で必要な道具を一式そろえると、初期費用だけで10万円を超えるケースも珍しくありません。
 
さらに、ギアをそろえるだけでなく、キャンプ場の利用料、炭やガス缶、食材といったコストなども発生します。
 
総務省統計局が公表する家計調査報告によると、2024年の2人以上の世帯における教養娯楽への支出は、月平均30240円でした。つまり、キャンプギアの購入やレジャー費用は、この「教養娯楽費」の中でやりくりされると考えると、初期投資とはいえ10万円の支出は、家計に大きな負担を与えるといえます。
 

手ぶらで楽しめるグランピング! 気になる料金はどのくらい?

グランピングとは、「グラマラス(豪華)」と「キャンピング」を組み合わせた造語で、ぜいたくな設備と快適な環境の中でアウトドアを楽しむスタイルを指します。
 
テント設営や調理の準備をしなくても、ホテル並みの快適な環境でアウトドア体験ができるのが特徴です。冷暖房付きのテントやドーム内には、ベッドやソファなどが用意されているケースも多くみられます。
 
さらに、バーベキューや地元食材を使ったコース料理まで楽しめるといったケースも多く、アウトドア初心者や快適にアウトドアを楽しみたい人たちから人気を集めています。
 
実際にかかる費用は、施設によって変動するものの、大人1人あたり1万5000円~3万円程度が相場です。食事やアクティビティを含めるプランの場合は、大人1人あたり5万円以上するケースも珍しくありません。
 
小さな子どもを含む家族4人でグランピングを楽しむ場合、最低でも5万円前後の費用が目安となるでしょう。キャンプのようにギアをそろえる必要はないものの、1回あたりの宿泊費が高くつくと覚えておきましょう。
 

キャンプとグランピングはどちらが安い?

キャンプとグランピングのどちらがお得かを判断するには、次の4つのポイントを比較することが大切です。
 

宿泊する人数

家族やグループなど人数が多い場合は、キャンプであれば割安になる傾向にあります。一方、グランピングは人数分の料金がかかる施設が一般的であり、大人数で利用すればするほど高額になるケースが多いと覚えておきましょう。
 

宿泊する頻度

宿泊する頻度が少なければ少ないほど、グランピングを利用したほうがコストパフォーマンスはよいでしょう。初期投資も不要で気軽に利用できます。しかし、キャンプギアを購入して年に数回以上キャンプ場を利用する場合は、総額で見ればキャンプのほうが安上がりになるケースも多いでしょう。
 

重視する設備・サービス

キャンプは自分でテント設営や食事準備を行う分、費用を抑えられます。一方、グランピングはベッドや冷暖房などの設備が整っていたり、食事やサウナ付きなどのサービスが充実していたりするため、やや高額になりがちです。サービスや快適さを重視したい場合は、割高なグランピングであっても納得感があるでしょう。
 

宿泊するシーズン

週末をはじめ、ゴールデンウィークや夏休みなどのハイシーズンは、グランピング施設の料金が大きく上がる傾向があります。キャンプ場も混雑期は高めの料金設定であるものの、閑散期と比べての価格差が比較的小さいため、グランピングよりも割安な価格で宿泊できるでしょう。
 

家族に合うスタイルを探してアウトドアを楽しもう

キャンプを楽しもうとすると、ギアの購入でどうしても初期投資が高くついてしまいます。しかし、回数を重ねればコスパ良く楽しめるのが魅力です。
 
一方のグランピングは、手ぶらで快適に過ごせる反面、1回あたりの費用は高めです。家族の人数や利用頻度、重視する快適さによって「お得」と感じる基準は異なるため、自分たちのスタイルに合った方法を選んで、アウトドアを満喫してください。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告( 家計収支編)2024年(令和6年)平均結果の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問