庭でBBQをしたら近所から苦情が…。おわびの菓子折りは2000円? 3000円? いくらが妥当?
そのようなとき、「どう謝ればいいのか」「菓子折りを持っていくべきか」「いくらくらいが妥当なのか」など、戸惑ってしまう人も多いでしょう。
本記事では、実際に苦情を受けたときの対応方法と、おわびの菓子折りの相場や選び方について解説します。
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苦情が寄せられたら素早く謝罪を
バーベキューの最中や終了後に近隣から苦情が寄せられた場合は、まずは冷静に状況を把握し、迷惑の内容(騒音・煙・臭いなど)を具体的に確認しましょう。時間がたつほど、相手の不満は強くなり、関係修復が難しくなります。
できれば、当日中に相手宅を直接訪問して謝罪し、相手の不満や困りごとを誠実に受け止める姿勢が大切です。謝罪時には、「先ほどは騒がしくしてしまい申し訳ありませんでした」と、原因を明確に伝え、今後の再発防止策や改善方法について説明することで誠実さが伝わりやすくなります。
子どもがいる場合や人数が多かった場合も、必ず自ら率先して謝罪することが信頼回復につながります。
おわびの菓子折りは持っていくべき?
謝罪のときに、「手ぶらで行くのは気が引ける」と感じる方は多いでしょう。しかし、菓子折りを持参することで、謝罪の気持ちや誠意がより伝わりやすくなります。特に近所付き合いが浅い、相手が初対面といった場合は、その心遣いが円滑な関係づくりにも役立ちます。
選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。
●家族で分けやすい個包装のお菓子
●和菓子・焼き菓子など幅広い世代に受け入れられやすいもの
●賞味期限が2週間以上の日持ちするもの
●包装は地味で落ち着いたデザイン
購入時は、「おわび用」と店員に伝えれば、無地のしやおわびの表書き、または包装紙のみで包んでくれる店も多く、より丁寧な印象を与えられます。
菓子折りの相場はどのくらい?
菓子折りを購入する際に多くの人が悩むのは、「金額はいくらにすればよいのか」という点でしょう。
謝罪用の菓子折りの相場は3000~5000円程度が一般的で、あまり高すぎるものは相手に気を遣わせてしまう恐れがあり、反対に安すぎるものは誠意が伝わりにくい可能性があります。
選ぶ際は、老舗の和菓子(ようかん・最中)や焼き菓子の詰め合わせ、チョコレートなど高級感のある個包装のお菓子など、上品で幅広い世代が受け入れやすいものが無難です。
購入場所は、包装や品質の点から百貨店や専門店が望ましいですが、スーパーで選ぶ場合も見た目や内容に十分配慮しましょう。
金額より大事なのは誠意と気配り
謝罪の品を持参するだけでなく、あなた自身の態度や言葉遣いが誠意を示すうえで非常に重要となります。高価な菓子折りを持参しても態度が横柄だと逆効果となり、控えめな品物でも心からの謝罪の気持ちが伝われば、相手から納得されやすくなります。
また、今後の近隣トラブルを避けるために、次回からは以下のような配慮を心掛けましょう。
●事前に「バーベキューをやる予定をしています」などと声をかける
●昼間の早い時間帯に行う
●焼き台を隣家から離れた場所に設置する
●音楽や話し声のボリュームに注意する
このような気配りが、ご近所との信頼関係を築く第一歩となります。
丁寧な謝罪でご近所トラブルを最小限にしよう
ご近所から苦情を受けたときは、まず素直に謝罪することが何よりも大切です。
そして、その気持ちを形にする手段として菓子折りを持参するのは、非常に有効な方法です。金額は3000~5000円程度を目安に、「相手が受け取りやすいかどうか」「失礼にならないかどうか」を考えて選ぶのがポイントです。
ただし、大切なのは金額ではなく、あなたの気持ちや謝罪の姿勢です。誠意をもって丁寧に対応すれば、たとえトラブルがあっても、関係を悪化させずに済む可能性は十分にあります。
また、今後バーベキューを行う際は、事前に一声かける、時間帯や音量に注意するなど、近隣に迷惑をかけないよう予防策も意識しましょう。お互いが気持ちよく暮らせるよう、小さな配慮を積み重ねていくことが、ご近所付き合いの第一歩です。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
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