「5年で新車に乗り換え派」の友人、「できるだけ長く乗りたい派」の私。新車を買うには軽自動車でも“100万円以上”かかりますし、結局“長く乗った方がお得”ですよね?

配信日: 2025.09.29 更新日: 2025.09.30
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「5年で新車に乗り換え派」の友人、「できるだけ長く乗りたい派」の私。新車を買うには軽自動車でも“100万円以上”かかりますし、結局“長く乗った方がお得”ですよね?
車を保有する方の中には、頻繁に車を乗り換える方と長く乗り続ける方がいるようですが、どちらがお得なのでしょうか。
 
本記事では、5年で新車に乗り換えた場合と、できるだけ長く乗った場合のメリット・デメリットや車の乗り換えを検討するタイミングを解説します。
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「5年で新車に乗り換える」メリット・デメリット

まずは、5年で新車に乗り換えるメリット・デメリットを紹介します。
 

メリット

・買取金額が高くなりやすい
元々乗っていた車を下取りに出し、新車購入資金に充てられます。一般的に「5年落ち・走行距離5万キロメートル未満」は査定で比較的有利といわれており、このタイミングで乗り換えれば新車購入費用の一部を軽減できる可能性があります。
 
・安心して車に乗れる
新車は、故障のリスクが少ないこともメリットです。さらに技術進歩により、燃費性能や走行性が改善され、最新の安全装備も搭載されているため安心して乗れるでしょう。
 

デメリット

・金銭的負担が大きい
車種やグレードによって異なるものの、新車の軽自動車本体価格は、おおむね150万円~220万円前後が相場です。また、新車購入の際にかかる諸費用(税金や保険料など)も加わるため、まとまった出費となります。
 

「できるだけ長く同じ車に乗る」メリット・デメリット

次に、できるだけ同じ車に長く乗るメリット・デメリットを紹介します。
 

メリット

・金銭的負担が小さい
車の状態により異なるものの、軽自動車を車検に出した場合の一般的な相場は「約6万円~9万円」といわれます。新車購入費用と比べると一時的な出費を安くおさえられるでしょう。
 
・売却や購入の手間がかからない
車の売却や購入には時間と、一定の手間を要します。近年、人気車種の場合、新車の購入を希望しても手元に届くまでに1年ほど時間がかかった例も報告されています。
 

デメリット

・修理費用がかかる
同じ車に長く乗っていると故障するリスクは高まります。メーカー保証は一般的に、「一般保証が3年または6万キロメートル」「重要部品の特別保証が5年または10万キロメートル」とされています。保証が切れた箇所の修理費用は自己負担となり、高額になる恐れがあります。
 
・自動車重量税が高くなる
同じ車に13年以上乗り続けると自動車重量税が増額されます。国土交通省によれば、例えば、エコカーではない軽自動車に乗っていた場合、13年未満の自動車重量税は6600円です。しかし、13年以上18年未満になると8200円になります。
 

「車の乗り換え」を検討すべき5つのタイミング

ここからは、車の乗り換えを検討するおすすめのタイミングを紹介します。
 
・車検のタイミング
一般的に初回は3年、それ以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。車検に通した直後に新車を購入すると車検費用が無駄になる恐れがあるため、車検を受ける前に乗り換えを検討するとよいでしょう。
 
・ローンが終わるタイミング
ローンを払い終わるタイミングでの乗り換えは、売却した際の代金がそのまま自分の手元に入ることになるため効果的です。
 
・モデルチェンジのタイミング
新型モデルが発売されると、旧式モデルの価値は低くなってしまう傾向にあるため、高額で買い取ってもらうためには、新型モデルが発売される前がベストタイミングです。
 
・不具合が起こり始めたタイミング
短期的には、不具合が軽微な場合は修理代が買い替えより安いことが多いです。しかし、故障が頻繁になったり高額修理が必要になったりする場合は、長期的に見て買い替えた方がお得なケースもあります。
 
・ライフステージの変化
結婚や出産で家族が増える際に、大型車への乗り換えを検討するのもよいかもしれません。小型車に比べコストはかかりますが、利便性が上がるでしょう。
 

まとめ

5年ごとに新車に乗り換えると故障のリスク軽減や、乗っていた車を高額で買い取ってもらえるメリットがあります。
 
一方、同じ車に長く乗り続けると、一時的な金銭的負担は少ないでしょう。しかし、双方にデメリットも存在するため、どちらがお得かは一概に比べられません。メリット・デメリットを比較しつつ、自分にあったタイミングで乗り換えを検討しましょう。
 

出典

国土交通省 自動車重量税額について 【継続車検を受ける場合】 2023年5月1日からの自動車重量税の税額表(7ページ)
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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