夫は財布に「10万円」を入れて持ち歩いています。今どき多い方だと思うのですが、持ち歩く現金はいくらが一般的なのでしょうか?
しかし、現金しか使えない場所があったり、現金が手元にないと不安に感じたりすることがあるかもしれません。
本記事では、持ち歩く現金の金額や買い物で利用することが多い支払い方法をご紹介するとともに、現金を持ち歩くメリットもまとめています。
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現金をいくら持ち歩く人が多い?
株式会社プラネットが2024年に実施したアンケート調査では、「普段、現金をいくら持ち歩いているか?」という質問への回答は、「1万円~3万円未満」が28.9%で最も多くなっています。
次いで「5000円~1万円未満」が23.0%となっており「3万円以上」という人は合計11.7%を占めています。
今回は「夫が10万円を持ち歩いている」とのことですが、10万円以上持ち歩く人は1.2%しかいないため、一般的な金額より多いといえるでしょう。
一方で「5000円未満」の人が合計で24.6%、「現金は持ち歩かない」人は2.2%います。
買い物で利用することが多い支払い方法は?
電子マネーやQRコード決済など、キャッシュレス決済が可能なシーンが増えた今でも、現金を持ち歩く人は一定数いるようです。
同調査によると「直近1ヶ月で、お店で買い物をする際に利用した支払い方法は何ですか?」という質問に対して、最も多かった回答が「現金」(72.8%)で、次いで「クレジットカード」(64.5%)、「QRコード決済」(51.6%)となっています。
年代別に見た場合の「現金」と答えた人の割合を表1にまとめました。
表1
| 年代 | 「現金」と答えた人の割合 |
|---|---|
| 20代 | 73.7% |
| 30代 | 69.5% |
| 40代 | 74.8% |
| 50代 | 77.1% |
| 60代 | 71.5% |
| 70代以上 | 67.6% |
出典:株式会社プラネット「キャッシュレスに関する意識調査」を基に筆者作成
若年層は現金払いを利用する人が少ないイメージがありますが、意外と現金志向の人が多いことが分かります。
また、支払額に応じて支払方法を変えている可能性も考えられます。同調査によると、500円未満の支払いには現金を利用する人が多く、それより多い金額の支払いにはクレジットカードやQRコード決済を利用する人が多くなっています。
現金を持ち歩くメリット
キャッシュレス化が進んだ現代でも、現金を持ち歩くメリットはあります。
地震や台風などの影響でインフラがストップし、現金以外で支払えなくなることもあり得るでしょう。災害時などにキャッシュレス決済が機能しなくなっても、現金があれば安心です。
また、個人経営のお店や屋台などでは、キャッシュレス決済に対応していない可能性もあります。このような場所では現金が不可欠となるため、持ち歩いておくと便利です。
そのほか、支払い履歴が残らずプライバシーを確保できることや、お金の減り具合が目に見えて分かるため支出をコントロールしやすいことなども、現金を持ち歩くメリットといえます。
持ち歩く現金は「1万円~3万円」と答えた人が最も多い
キャッシュレスに関する意識調査によると、持ち歩く現金の金額は「1万円~3万円」と答えた人が28.9%と最も多く、10万円は多い方であると考えられます。
また、キャッシュレス化が進む今でも、買い物で利用する支払い方法に「現金」を選んでいる人も一定数はいるようです。
災害時など、キャッシュレス決済が利用できない状況でも支払いができる点や、支払い履歴が残らずプライバシーを確保できる点も、現金を持ち歩くメリットといえるでしょう。
出典
株式会社プラネット Vol.222 キャッシュレスに関する意識調査
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
