店舗内にある“QRコード”で5万円分支払ったら、店員さんに「届いてません」と言われた!まさか「偽物のステッカー」だったの?返金は可能?

配信日: 2025.09.30
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店舗内にある“QRコード”で5万円分支払ったら、店員さんに「届いてません」と言われた!まさか「偽物のステッカー」だったの?返金は可能?
QRコードは、公式サイトへのアクセスやキャッシュレス決済などに幅広く利用されており、スマホで簡単に使える便利な仕組みです。
 
しかし、その利便性を悪用した詐欺が各地で問題になっています。
 
利用者が偽物とは思わずにQRコードを読み取り、大金をだまし取られる被害も報告されているようです。
 
本記事では、QRコード詐欺のよくある手口を始め、対処法や予防法についてもご紹介します。
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QRコード詐欺とは?

QRコードには大量の情報が格納されており、スマホのカメラなどで素早く読み取ることが可能です。お店のレジでの支払いにもQRコード決済が導入されているケースがあり、便利な決済方法として活用されています。
 
しかし、その便利さを逆手に取った詐欺が横行しており、社会問題となっています。
 
QRコード詐欺とは、QRを読み込ませることで不正な取引に誘導したり、個人情報を盗んだりする詐欺の手口です。
 
今回の事例では「店舗内にあるQRコードで5万円支払ったら届いていないと言われた」ということなので、店舗内に掲示された正規のQRコードが偽物に替えられていた可能性があります。
 
このほかにも、QRコードを読み取ることで悪意あるソフトウェアをダウンロードさせられたり、クレジットカード情報が盗まれて不正利用されてしまったりした被害報告もあるようです。
 
さらに、インターネット通販の利用者に商品が欠品になったことなどを理由に商品代金を返金するふりをしてQRコードを送り付け、逆に送金させる詐欺の被害も増えています。
 

QRコード詐欺に遭ってしまったときの対処法

QRコード詐欺に遭ってしまったときは、すぐに消費生活センターや警察の相談窓口に連絡しましょう。
 
今回のように「代金を支払ったのに届いていないと言われた」というケースでは、消費者ホットライン「188」か、警察相談専用電話「♯9110」に連絡することをおすすめします。
 
そのほかにも、偽サイトで個人情報を入力してしまった場合は、入力した内容によって以下の相談窓口に連絡するといいでしょう。

●クレジットカード番号:クレジットカード会社のサポート窓口
●住所や電話番号:消費者センター
●銀行の口座番号・暗証番号:銀行のサポート窓口

偽のQRコードでお金を支払ってしまった場合でも、利用者が自ら操作した場合は補償対象外となるケースが多く、返金や救済を受けるのは難しいのが現状です。
 

QRコード詐欺に遭わないようにするには?

QRコード詐欺の被害を防ぐには、怪しいQRコードを読み取らないようにすることが大切です。
 
ただし、今回のように店舗内にあるQRコードが詐欺であると疑うことは難しいでしょう。そのため、万が一、偽のQRコードを読み取ってしまっても危険を回避できるよう、偽サイトへのアクセスをブロックできる詐欺対策アプリやセキュリティソフトをインストールしておくと安心です。
 
そのほかにも、迷惑メールをブロックすることで偽のQRコードが添付されたメールを受け取らないようにしたり、QRコードを読み取った後も不用意に個人情報などを入力しないようにしたりすることをおすすめします。
 

QRコード詐欺に遭ってしまった場合、返金などの救済や補償を受けることは難しいと考えられる

QRコード詐欺とは、QRを読み込ませることで不正な支払いをさせたり、個人情報を盗んだりする詐欺の手口です。
 
詐欺に遭いお金を払ってしまった場合は、返金などの救済や補償を受けることは難しいと考えられますが、なるべく早く専門機関や警察の相談機関などに連絡することで、アドバイスをもらえる可能性はあります。
 
QRコード詐欺に遭わないようにするために、どのような手口があるのかを知っておくとともに、偽サイトへのアクセスをブロックしてくれるアプリの利用や、迷惑メールをブロックするなどの対策をしておきましょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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