実家で昔の「ガラケー」を発見! 捨てようとしたら「1万円くらいで売れる」と兄に言われましたが、本当にそれだけの価値があるのでしょうか?
そんなとき、「ガラケーは意外と高く売れるよ」と聞いたら、本当にそんな価値があるのかと気になってしまうかもしれません。今回は、古いガラケーにどれほどの価値があるのか、売る場合のポイントや処分方法を整理してみましょう。
FP2級、AFP、簿記3級
目次
捨てるのはもったいない? ガラケーの意外な買取相場
ガラケーの買取価格は、機種や状態によって大きく変わります。人気モデルや未使用に近い状態であれば数千円、中には1万円前後の査定がつくケースもあります。
ただし、多くの場合は数百円~数千円が相場で、傷や故障があると値段がつかないことも珍しくありません。実際にネットオークションの「ガラケー」の2025年9月29日時点の取引状況を見ると、最安価格は1円、平均落札価格は5494円という結果になっています。
かつては生活必需品だったガラケーは、今では「動作品」や「希少モデル」であることが価値を左右するのです。
本当に1万円で売れる? 高額査定されるガラケーの条件
「1万円くらいで売れる」という話は誇張ではありませんが、すべてのガラケーに当てはまるわけではありません。条件としては、人気ブランドの機種で、限定カラーや防水機能付きなど特徴があることなどです。
さらに、付属品や箱がそろっていると評価が上がります。特に、未使用品や保存状態が良好なものはコレクター需要もあり、オークションやフリマアプリで高値がつくことがあります。
どこで売るのが得? 買取店・フリマ・リユースを比較
ガラケーを売る方法には、ゲオなどの中古携帯の買取店、セカンドストリートなどのリユースショップ、Yahoo!オークションやメルカリなどのフリマアプリがあります。
店舗への持ち込みでは状態によって査定額が決まりやすく、担当者がその場で査定して現金化するまでの手間が少ないのが特徴です。
ただし、手間がかからない一方、査定額は少なめになりがちです。オークションやフリマアプリでは買い手が見つかれば高額取引の可能性もありますが、発送やトラブル対応が自己責任になります。
どこで売るかは「手間」と「価格」のバランスで決めるとよいでしょう。
ただ捨てるのは危険! 安心・安全なガラケー処分法
もし値段がつかないと判断した場合でも、処分にも注意が必要です。昔は不燃ごみとして出せる自治体もありましたが、現在はバッテリーによる火災リスクが指摘されており、回収ルートが変わっています。
キャリアショップや家電量販店ではリサイクル回収を行っており、自治体によっては小型家電回収ボックスが設置されています。処分前には必ずデータを削除し、SIMカードやmicroSDカードも取り外しておくことが大切です。
懐かしさの中に資産価値あり? 売却もふまえたガラケーの扱いを考えよう
ガラケーの買取相場は多くが数百円~数千円ですが、人気モデルや未使用品など条件がそろえば1万円に届くケースもあります。売却先によって査定額や手間は変わるため、買取店・フリマアプリ・リユースショップの特徴を理解して選ぶことが大切です。
売れない場合でも、適切にデータを消去したうえでリサイクル回収に出せば、安全に処分できます。かつて日常を支えたガラケーが、いまも資産価値や資源として生かせるのは大きな発見です。懐かしさとともに、捨てる前に一度その価値を確認してみましょう。
執筆者 : 大林郁哉
FP2級、AFP、簿記3級
