【季節の変わり目】「着る服がない…」はなぜ起こる? 毎年「数万円」の服を買っても“着られる服”がない理由とは?「1年以上着ていない服」がある人は約9割
本記事では、服をたくさん持っているのに「服がない」と感じてしまう心理的な原因と、日本人の平均的な洋服所持数や購入費用について詳しく解説します。
また、限られたアイテムでも着回し上手になれる具体的な方法も紹介しているので、毎シーズン「何を着よう」と悩んでいる人は、参考にしてください。
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なぜ買っても買っても「服が足りない」と感じるの?
服をたくさん持っていても「着る服がない」と感じる主な要因は、所持している服を活用できていない点にあります。実際に、株式会社DROBEが行った「夏の衣替え」に関する意識調査では、所持しているのに1年以上着ていない服がある人の割合は9割に達しています。
調査結果から、多くの人が持っている服を有効活用できておらず、クローゼットに眠らせてしまっていることが分かるでしょう。着用できるシーンが限定的な服の購入や、組み合わせが難しい服の購入が主な原因だといえます。
特に、夏服から冬服へ移行する秋は、朝夕の気温差に対応できるコーディネートを見つけるのが難しく、実際に着回せるアイテムが限られます。そのため、「着る服がない」状況が生まれてしまうのです。
服の平均所持数と月の購入額はどれくらい?
株式会社モデル百貨が2023年に行った「洋服代などファッションにかけるお金について」の調査では、洋服などファッションにかけるお金の月平均額は5141円となっています。また、前記の「夏の衣替えに関する意識調査」によると、所有している服の枚数は平均47.6枚となっています。
これらの調査結果から分かるのは、多くの人が相当な枚数の服を持っているにもかかわらず「着る服がない」といった悩みを抱えている矛盾です。
40代男性の服への支出が最も高いといった調査結果もあり、年齢とともにファッションへの投資額は増える傾向にあります。つまり、問題の根本は服の量だけでなく、手持ちのアイテム同士の組み合わせ方や活用方法にあるといえるのではないでしょうか。
「着る服がない」悩みを解消する3つの方法
「着る服がない」悩みを解決するために効果的な方法は、主に以下の3つです。
1. 着ない服を処分してクローゼットを整理する
2. 少ないアイテムでも複数の着回しパターンを作る
3. 服を購入する際は手持ちとの組み合わせや着用シーンを想定する
まず、1年以上着ていない服を思い切って手放してみましょう。クローゼットに余裕が生まれ、持っている服を見渡しやすくなります。処分する服は、「1年以上着ていないか」「ライフスタイルに合っているか」を基準にするのがおすすめです。
クローゼットの中がすっきりしたら、手持ちの服で複数の着回しパターンを考えます。また、服を購入する際も、「手持ちのアイテムと組み合わせられるか」を基準にすると、クローゼット全体の統一感が生まれ、着回しの幅が格段に広がります。
季節の変わり目こそ服の買い方を見直すタイミング
「秋に着る服がない」と感じる理由は、所持している洋服を有効活用できていないことにあります。9割の人が1年以上着ていない洋服を持っており、平均47.6枚も所持しているにもかかわらず「服がない」という矛盾が生じています。
問題を解決するためには、1年以上着ていない洋服を思い切って処分し、残った服で複数の着回しパターンを考えるのがおすすめです。新しい洋服を購入する際は、手持ちのアイテムとの組み合わせを想定してから選びましょう。
秋は朝晩の気温差が大きいため、薄手のカーディガンやジャケットなど、レイヤードスタイルに活用できるアイテムが重宝します。毎年数万円を投資しても着られる服が増えない悩みは、量ではなく活用方法を見直して解決しましょう。
出典
株式会社DROBE 夏の衣替えに関する意識調査
株式会社モデル百貨 洋服代などファッションにかけるお金について(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
