通勤費は「6ヶ月定期」を“クレカ一括”がお得! さらにオフピークで「約15%OFF+JRE POINT5%」も!? 実質“2割以上の割引効果”がある理由とは

配信日: 2025.10.13
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通勤費は「6ヶ月定期」を“クレカ一括”がお得! さらにオフピークで「約15%OFF+JRE POINT5%」も!? 実質“2割以上の割引効果”がある理由とは
毎月や3ヶ月ではなく、6ヶ月定期を購入している会社員の人は少ないかもしれません。支払い方法を工夫して、毎日の通勤費をそのまま節約できるテクニックを使いませんか。「クレジットカード一括払い」なら購入額の1~2%分がポイント還元され、JR東日本の「オフピーク定期券」なら通常より約15%の割引です。
 
さらにJRE POINTで購入額の5%が還元され、モバイルSuicaとVIEWカードを併用すれば追加で最大5%分も加算されます。つまり、これらを組み合わせると、条件を満たす場合に実質「2割以上の割引効果」があります。本記事では、その具体的な方法を解説します。
諸岡拓也

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

6ヶ月定期を選ぶとどのくらいお得?

最初に、6ヶ月定期がどのくらいお得なのか見ていきましょう。一般的に、定期券は1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の3種類から選べますが、もっとも割安なのは6ヶ月定期です。JR東日本の例では、同じ区間を1ヶ月定期で6回更新するより、6ヶ月定期を1回購入したほうが割安になります。
 
例えば、東京~立川の通勤定期では、1ヶ月定期を6回更新すると11万7360円かかりますが、6ヶ月定期なら9万5990円で済み、2万1370円(約18%OFF)お得です。
 
さらに、6ヶ月定期は更新の手間が年2回で済むため、時間的な効率も高いこともポイントです。
 

クレジットカード一括払いで還元を狙う

6ヶ月定期は金額が大きいからこそ、支払い方法が重要です。一般的なクレジットカードの還元率は約0.5%で、楽天カードやau PAYカードなどの1%の高還元率カードもあります。
 
例えば、10万円前後の定期代をクレジットカード一括払いすれば、還元率0.5%なら500円分、1%なら1000円分のポイントが獲得できます。これを年間で2回(6ヶ月定期×2回)購入するなら、0.5%でも年間1000円分、1%なら2000円分の還元になります。さらに5年間では、0.5%で5000円分、1%で1万円分の差になります。
 
つまり、同じ金額を払っていても、支払い方法を工夫するだけで「通勤費がそのままポイントに変わる」わけです。会社から交通費として精算されれば、実質的に「もらったお金でポイントが付く」形になります。
 

VIEWカード×モバイルSuicaで定期代を5%還元

クレジットカードの中でも、特にJR東日本のVIEWカードは、定期券やSuicaへのチャージで還元率が高く設定されているため、一般のカードよりさらに効率的にポイントを積み増せます。
 
VIEWカードは、JR東日本グループが発行するクレジットカードで、日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上の人であれば誰でも申請可能です(審査あり)。モバイルSuicaで定期券を購入し、このカードで決済すると5%がJRE POINTで還元されます。
 
例えば、10万円の定期なら5000円が戻り、6ヶ月定期を年2回買えば年間で約1万円、5年間なら5万円近い差になります。年会費は524円(税込)かかりますが、通勤利用ならポイント還元分ですぐに元を取れる水準です。
 

オフピーク定期とJRE POINTを組み合わせる

ここからは、さらに条件が合う人におすすめの方法です。それが「オフピーク定期券」です。JR東日本の東京電車特定区間内で導入されており、平日朝のピーク時間帯を避けて入場することで、通常の通勤定期より約15%割安になります。特定区間内は、図表1のとおりです。
 
図表1

図表1

JR東日本 オフピーク定期券発売中!
 
ただし、ピーク時間帯に入場すると定期の効力が使えず、普通運賃が別途必要になる点には注意が必要です。JR東日本によれば、ピーク時間帯は入場駅によって異なります。対象となる各駅のピーク時間帯は、JR東日本の公式サイト内の「オフピーク定期券ピーク時間帯検索」や図表2のとおり、自動改札機でも確認できます。
 
図表2
図表2

JR東日本 オフピーク定期券発売中!
 
さらに、通常の定期券同様、購入額の5%がJRE POINTとして付与されます。加えて、モバイルSuicaで購入すると2%、VIEWカードで支払うと3%(ゴールドなら4%)が上乗せされ、合計で最大10%前後の還元となる場合があります。
 
オフピーク定期券とJRE POINT、モバイルSuica、VIEWカードを組み合わせると、実質25%前後の節約効果があります。つまり、VIEWカード単体と比べても約5倍、通常のクレカと比べれば約25倍以上の差になります。
 

支払い方法の変更だけで通勤費を割引する

定期券は毎日の通勤に欠かせない支出ですが、購入方法や制度を活用するだけで実質的な節約効果が得られます。まずは、6ヶ月定期を前提にクレジットカード一括払いを使います。
 
そのうえで、VIEWカードでJRE POINTポイント還元を狙い、さらに条件を満たす場合には、オフピーク定期を組み合わせるのが鉄板ルートです。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社 オフピーク定期券発売中!
 
執筆者 : 諸岡拓也
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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