子ども2人+夫婦で友人の結婚式に参列予定です。子どももまだ小さいので、夫婦分で「5万円」ご祝儀を包めば問題ないでしょうか?

配信日: 2025.10.16
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子ども2人+夫婦で友人の結婚式に参列予定です。子どももまだ小さいので、夫婦分で「5万円」ご祝儀を包めば問題ないでしょうか?
結婚式のご祝儀は「気持ち」と「マナー」が絡むため悩みがちです。今回のケースでは、子ども2人を連れて家族4人で友人の結婚式に参列予定とのことですが、子どもがまだ小さい場合、ご祝儀は夫婦分の「5万円」で問題ないのでしょうか。
 
この記事では、友人の結婚式に家族で出席する際のご祝儀の相場と注意点を整理し、「5万円で足りるかどうか」の判断のヒントをお伝えします。
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ご祝儀の基本相場と“夫婦で出席”の考え方

まず、ご祝儀の基本的な相場を押さえておきましょう。一般的に、友人の結婚式に「1人で出席する場合」のご祝儀相場は3万円程度といわれています。
 
夫婦で招待された場合、その相場を単純に2倍する考え方もあります。つまり「3万円×2人=6万円」が目安とされることがあります。ただし、結婚式では偶数の金額は縁起が良くないとされ、今回のケースでは「5万円」や「7万円」など、奇数に調整するのが無難でしょう。
 
ただし、相場はあくまで目安です。新郎新婦との関係性、式の格式、地域性、年齢・立場などによって金額は増減します。例えば、親しい友人や目上の関係であれば相場を上乗せすることもあります。
 

子ども連れ参列時の「上乗せ基準」

子どもを連れて参列する場合は、子どもの人数・年齢・料理提供の有無などを考慮して、ご祝儀を「大人分+子ども分」で調整するのが一般的なマナーとされています。
 
例えば、子どもがまだ小さく料理を提供されない年齢であれば、ご祝儀は大人の分だけを包めば問題ないでしょう。子ども用に控室を用意してもらうなど、新郎新婦の配慮に対して、3000円~5000円程度上乗せするケースもあるようです。
 
子ども用の料理を用意してもらう場合であれば、1人あたり5000円~1万円程度を上乗せする例が多く見られます。このように、子ども連れで参列する際は、子どもの扱い(料理が出るかどうかなど)を確認し、ご祝儀を調整するのが適切です。
 

「5万円」で問題ないかどうかを考える判断軸

以上のことから、今回の質問のように「夫婦分で5万円を包めば足りるか」を判断するには、以下の観点をもとに考えるといいでしょう。
 

・子どもの年齢・料理提供の有無

子どもが乳幼児で料理がいらない場合は、子ども分を省略してもマナー上大きな問題にならないと考えられます。逆に、料理が必要な年齢なら子ども分を加算した方が適切です。
 

・新郎新婦との関係性・親しさ

親しい友人であれば、相場より少し上乗せする方が気持ちが伝わりやすいでしょう。
 

・会場・式の規模

格調の高い会場や豪華な式であれば相場より多めに包むことが期待される傾向があります。
 

・地域性・慣習

地域によってご祝儀相場が上下するケースがあるため、地元の慣習を考慮することも大事です。
 

・偶数・奇数の配慮

6万円など偶数になってしまうと「縁起が良くない」という印象を持たれてしまう場合もあるため、5万円や7万円など奇数に調整するのが一般的な配慮です。
 
これらを踏まえると、「夫婦5万円+子ども分(例えば1万円)」という設定で、さらに奇数を避け、「7万円のご祝儀」、もしくは「5万円のご祝儀+1万円分のプレゼント」という判断が無難な線になるでしょう。
 

まとめ

家族4人で友人の結婚式に参列する場合、夫婦分5万円という額は、子どもの分を考慮しなければ一般的な相場の範囲内に収まると考えられます。特に子どもが乳幼児で料理提供がないのであれば、そのままで問題ないことも多いでしょう。
 
しかし、ご祝儀は「お祝いの気持ち」を形にするものでもあるため、可能であれば子ども分を少し加える余裕を持って設定するのが理想的です。例えば、子ども2人分に5000円ずつ加えた上で、合計7万円にするなどがひとつの妥当な案です。
 
最終的には、新郎新婦との関係性、式の雰囲気、地域の慣習などを考慮しつつ、ご家庭の予算と相談しながら判断するとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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