ホテルで“冷蔵庫の水”を飲もうとしたら、夫に「有料かもよ」と言われビックリ!「取り出すだけ」でも課金されるって本当ですか?“無料・有料”の見分け方とは
せっかくの楽しい思い出になるはずのホテルステイが、予期せぬ出費のせいでモヤモヤする気持ちが残ってしまうのはとても残念ですよね。
本記事では、ホテルの冷蔵庫の中身が無料となる場合と有料となる場合の違いなどを解説します。
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ホテルの冷蔵庫の中身が無料の場合とは?
冷蔵庫の中に入っている場合でも、以下のいずれかに該当すれば無料で楽しめます。
・チェックイン時などにフロントから無料である旨の説明があったもの
・品物に「Complimentary」や「サービス品」などの表示があるもの
サービス品は、追加料金なしで利用できますが、ホテルによっては本数や個数に制限がある場合があるため、注意が必要です。
また、一部のホテルでは、客室内のデスクや冷蔵庫の外にペットボトルのミネラルウォーターや紅茶のティーバッグ、コーヒーカプセルなどが無料で用意されていることがあります。
冷蔵庫自体が空で、宿泊者が購入した物を入れることを想定している場合もあります。提供されるサービス内容やアメニティは、ホテルや宿泊プランによって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
ホテルの冷蔵庫の中身が有料の場合もある
あらかじめアルコール飲料やソフトドリンクなどが用意されている冷蔵庫の場合は、有料サービスとして提供していることが多いです。価格は、一般的にコンビニエンスストアなどで購入するよりも高めに設定されています。
ホテルによっては、スナック菓子やおつまみなども部屋に置かれていることがあります。これらの利用料金は、チェックアウト時に宿泊料金と合わせて精算されることがほとんどです。
有料サービスの精算方法は、主に「申告制」と「感知型」の2種類があります。
・申告制
宿泊者本人の自己申告、またはスタッフによる利用確認を経て精算されます。
・感知型(センサー式)
冷蔵庫内の商品の重量計測やセンサーで利用を自動的に確認し、精算されます。
感知型の中で、特に商品にセンサーが搭載されているタイプの冷蔵庫には、注意が必要です。このタイプの冷蔵庫は、商品を一時的に取り出しただけでも、自動的に課金される可能性があります。
中には、商品を少し移動させただけで課金対象となるケースもあるため、間違えて触らないよう気をつけましょう。
冷蔵庫の中身が無料か有料か事前に見分ける方法
冷蔵庫の中身が無料か有料かどうかは、予期せぬ出費を防ぐためにも、宿泊中に必ず確認しておきたい事項です。
・宿泊先のウェブサイト
・フロントデスクの案内(貼り紙など)
・客室内のインフォメーションブックや料金表
などから事前に確認しておくと安心です。
また、客室に到着したら、冷蔵庫の中身をチェックしましょう。有料品には、値札が巻かれていることがよくあります。無料飲料には、ほかの有料飲料とは異なるボトルや特殊なラベルが使われている場合があります。
判断に迷うものや表示が見当たらない場合は、ホテルのフロントデスクに直接問い合わせるのが最も確実です。曖昧なままで利用せず、必ず正確な情報を把握してから利用するようにしましょう。
事前の確認で予想外の出費を防ごう
ホテルの客室の冷蔵庫にある飲食物が無料か有料かどうかは、ホテルや宿泊プランによって異なります。特に、商品を取り出しただけで自動的に課金されるセンサー式の冷蔵庫(感知型冷蔵庫)には十分な注意が必要です。
予期せぬ出費を防ぐためにも、客室内の料金表や案内を必ず確認し、不明な点はフロントデスクに問い合わせることで、より安心してサービスを利用できます。確認を忘れずに、快適で楽しい滞在を楽しみましょう。
出典
e-Gov法令検索 国際観光ホテル整備法
e-Gov法令検索 国際観光ホテル整備法施行規則
デジタル庁 デジタル臨時行政調査会作業部会(第5回) 観光庁説明資料
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
