おつりでもらった「50円玉」が“穴なし”だった!友人は「売れば50万は超えるよ」と言ってますが、本当でしょうか?

配信日: 2025.10.25
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おつりでもらった「50円玉」が“穴なし”だった!友人は「売れば50万は超えるよ」と言ってますが、本当でしょうか?
おつりや貯金箱の中の硬貨を何気なく見ていて、違和感を覚えることはありませんか。もしかすると、それは穴が開いていない50円玉などの“エラーコイン”かもしれません。
 
エラーコインは、エラーの内容によっては価値があり、高く買い取ってもらえる可能性もあるため、調べてみるとよいでしょう。
 
本記事では、エラーコインが発生する原因や穴なしエラーコインの価値とともに、エラーコインを見つけたときの注意点もご紹介します。
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エラーコインとは?

エラーコインとは、製造過程における何らかのトラブルにより不良品となってしまった硬貨のことをいいます。通常であれば検品によりはじかれますが、まれにそのまま市場に出回ってしまうこともあるようです。
 
こうした製造ミスによる硬貨には、「穴なしの50円玉」のほかにも、穴がずれているものや表裏の模様の角度がずれているもの、両面が同じ模様になっているものなどがあります。
 
近年は製造技術の進歩により製造過程でのミスが発生する確率が少なくなっていることもあり、エラーコインの希少価値が高まっているようです。通常と違う硬貨を見つけた際には、どのくらいの価値があるのか調べてみるとよいかもしれません。
 

穴なしのエラーコインの価値

穴なしのエラーコインにはどのくらいの価値があるのか確認してみましょう。ある買取業者では、以下の買取価格をサイトに提示しています(2025年10月9日時点)。
 

・50円白銅貨 昭和50年:約30万円
・50円白銅貨 昭和51年:約60万円
・5円黄銅貨 平成元年:約95万円

 
また、別の買取業者でも以下のような価格で取引されています。
 

・昭和47年 50円白銅貨 穴なしエラー貨幣 50円硬貨:約100万円
・昭和50年 50円白銅貨 穴なしエラー貨幣 50円硬貨:約30万円
・昭和50年 50円白銅貨 穴なしエラー PCGS MS66:約40万円
・昭和51年 50円白銅貨 穴なしエラー NGC MS66:約120万円

 
今回の事例の通り、穴なし50円玉が50万円以上で買取してもらえた例もあるようです。
 

エラーコインを見つけたときの注意点

穴なし50円玉のようなエラーコインを見つけたときは、人為的に加工された偽物でないかどうかを確認しましょう。額面以上の価値がつく場合もあるため、意図的に変造された偽物であることも考えられます。
 
財務省によると、偽物のお金は作ることだけでなく使うことも犯罪になります。通貨偽造・通貨変造罪や偽造通貨・変造通貨の行使罪に問われて無期または3年以上の拘禁刑が科せられる場合もあるため、注意が必要です。
 
穴なしエラーコインを変造する場合は、本来開いている穴を後から埋めているため、穴を埋めている素材の色が周囲と異なっている可能性があります。よく観察して確認するとよいでしょう。
 
本物のエラーコインであると考えられる場合は、買取に出すときのために丁寧に保管しておきましょう。財布や貯金箱などに入れておくと、コインに傷がついてしまいます。できれば専用のケースに入れ、コインが外気に触れて酸化するのを防ぎましょう。
 

穴なしの50円玉は本物であれば50万円以上で買取してもらえる可能性がある

穴なしの50円玉のようなエラーコインは希少性が高く、買取に出すと50万円や100万円以上の値段がつくこともあるようです。
 
ただし、額面以上の価格がつくことから意図的に変造されたものである可能性もあります。そのため、エラーコインを見つけたときは、まず加工された跡などがないかをチェックし、偽物でないかを確認しましょう。
 
偽物のお金を使った場合は、犯罪になることもあります。本物であると考えられる場合は、専用ケースなどで丁寧に保管した状態で、買取に出すかどうかを検討するとよいでしょう。
 

出典

財務省 通貨 偽物のお金(偽札・偽貨)を作ったり、偽物のお金やコピーしたお金を使用したりするとどうなりますか
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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