【レア?】「お釣りで変な500円玉もらった」→2005年“愛・地球博”の記念硬貨みたいだけど、普通の500円玉として使える? 売った場合の価格も確認

配信日: 2025.10.30
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【レア?】「お釣りで変な500円玉もらった」→2005年“愛・地球博”の記念硬貨みたいだけど、普通の500円玉として使える? 売った場合の価格も確認
X(旧Twitter)で「お釣りで変な500円玉もらった」という投稿が話題になっています。投稿された写真に写っているのは、どうやら2005年に開催された愛知万博の記念硬貨のようです。果たして、記念硬貨は、普通の500円玉として使えるのでしょうか。
 
また、手に入れた記念硬貨を売ったとしたら、どのくらいの価格になるのでしょうか。本記事では記念硬貨の使い方や価値について解説します。
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Xでの「変な500円玉」の正体は愛・地球博の記念500円硬貨?

Xで「お釣りで変な500円玉もらった」という投稿が話題になりました。投稿された写真を見ると、どうやら2005年に開催された愛・地球博(愛知万博)の記念500円硬貨のようです。
 
愛・地球博の記念硬貨は、政府が2005年に開催された日本国際博覧会を記念して発行したもので、発行枚数は約800万枚です。素材は通常の500円硬貨と同じニッケル黄銅となっています。
 
表面には地球と世界地図、そして「五百円」の文字が刻まれ、裏面には博覧会のシンボルマークと大地を表す5本のライン、さらに「EXPO」の文字が刻まれています。
 
通常の500円玉とはまったく異なるデザインであるため、初めて見た人は偽造硬貨と勘違いしてしまう可能性もあるでしょう。
 
日本では、愛・地球博の記念硬貨のほかにも、オリンピックや天皇陛下の即位など、国家的な行事を記念してさまざまな記念硬貨が発行されています。500円硬貨以外にも5000円や1万円、10万円の記念硬貨も存在します。
 

記念硬貨は普通の500円玉として使える?

記念硬貨は、普通の500円玉として使えるのでしょうか。結論から言うと、愛・地球博の記念500円硬貨は、通常の500円玉と全く同じように使用できます。日本銀行法により、記念硬貨も法定通貨として認められており、お店側も受け取りを拒否することはできません。
 
ただし、自動販売機や券売機などでは、機械が通常硬貨の重さや特性を判別しているため、デザインが異なる記念硬貨を認識できないケースがあります。また、お店の店員が記念硬貨を知らない場合には、確認に時間がかかる可能性も考えられるでしょう。
 
なお、記念硬貨は、銀行で通常の500円玉への両替が可能です。額面通りの金額に両替してもらえます。
 

愛・地球博の記念硬貨は高く売れる?

お釣りで愛・地球博の記念500円硬貨を受け取ったら、収集価値が気になるかもしれません。現在のオークション市場における取引価格を見ると、愛・地球博の記念硬貨は、使用品だと500~800円程度で取引されているケースが多く、未使用品や美品であると多少高値が付く傾向にあります。
 
愛・地球博の記念硬貨は、発行枚数が約800万枚と多いため、高い価値は付きにくいと考えられます。将来的な価値上昇の可能性はありますが、現時点では投資対象というより、記念品として扱われる場面が多いようです。
 

知らない硬貨をもらった場合は正体を確認しよう

Xで「変な500円玉」と話題になった硬貨は、愛・地球博の記念500円硬貨であり、現時点のオークション市場ではそれほど高値が付いていません。
 
このように、見慣れない硬貨を受け取った際には、まず正体を確認することが大切です。額面や「日本国」の文字、製造年が刻印されていれば、日本の正式な硬貨である可能性が高いです。
 
財務省のウェブサイトには、過去に発行された記念貨幣の一覧も掲載されているため、参考にしましょう。
 

出典

財務省 記念貨幣一覧
独立行政法人造幣局 記念硬貨一覧
財務省 過去に発行された記念貨幣は、現在でもお金として使えますか
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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