飲み会に行くと1回5000円はかかります。年々高くなってる感じがするのですが、今の飲み代って平均どのくらいなのでしょうか?

配信日: 2025.10.30
この記事は約 3 分で読めます。
飲み会に行くと1回5000円はかかります。年々高くなってる感じがするのですが、今の飲み代って平均どのくらいなのでしょうか?
社会人にとって「飲み会」は仕事の延長線上であり、気分転換の場でもあります。しかし、ここ数年「飲み代が高くなった」と感じている人も多いのではないでしょうか。では実際、いまの飲み会の平均費用はどのくらいなのでしょうか。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

現在の飲み代の平均は「5000〜6000円」が主流

株式会社大黒屋の調査によると、1回の飲み代の平均金額で最も多かったのは、4000円~5000未満でした。
 
また地方では4000円台が多いものの、都市部では一次会だけで6000円を超えるケースも珍しくありません。飲み放題付きコースを利用しても、物価上昇や人件費の高騰によって以前より1000円ほど上がっているのが現状です。
 
ビールやハイボールといった定番ドリンクも、仕入価格の上昇により値上げ傾向。さらに、お通し代やサービス料が加算される店も多く、「気づいたら6000円を超えていた」という声が増えています。
 

物価上昇と「飲み方の変化」

近年の飲み代上昇の背景には、単なるインフレだけでなく「飲み方の変化」もあります。
 
コロナ禍を経て飲み会の回数は減ったものの、その分「1回あたりを豪華に楽しむ」傾向が強まりました。以前は安居酒屋チェーンで気軽に済ませていた人たちが、今は雰囲気の良い個室居酒屋やビストロ系を選ぶケースが増加。1回あたりの単価が上がるのは自然な流れといえるでしょう。
 
また、クラフトビールやワイン、日本酒など“質にこだわる”飲み方が広まり、飲み代に上乗せされる形で反映されています。つまり「安く飲む」より「満足して飲む」時代になってきていると言えるのかもしれません。
 

若者世代は「コスパ重視」へシフト

一方で、20代を中心に「無理して飲み会に行かない」選択も増えています。若者世代は飲みニケーションよりも、友人や恋人とのプライベートな食事を重視する傾向にあるようです。
 
また、「5000円あれば推し活や趣味に使いたい」という意見も多く、飲み会文化そのものが見直されつつあります。飲み放題よりも“1〜2杯だけ飲んで軽く食べる”スタイルや、宅飲み・オンライン飲みで節約する動きも定着しています。
 

飲み代を抑えるコツ

とはいえ、仕事や付き合いで飲み会を避けられない場面も多いもの。そんなときは以下のような工夫で出費を抑えられます。
 

・早割やクーポンを活用

予約サイトの割引を利用すれば1人500〜1000円安くなることも。
 

・飲み放題より単品注文

お酒をあまり飲まない人は、飲み放題より単品のほうが安上がり。
 

・二次会を断る勇気を持つ

1回の飲み会費用を5000円以内に抑える最大のポイントです。
 
キャッシュレス決済のポイント還元を活用して、実質的な負担を軽減するのもおすすめです。
 

平均5000円は“妥当”、でも賢く楽しむ時代へ

現在の飲み代の平均は確かに上昇していますが、それは単なる値上げではなく、「飲み会の価値観」が変わってきた結果ともいえます。かつては「義務」だった飲み会が、今は「選択」できる時代。5000円という出費も、誰と、どんな時間を過ごすかによって高くも安くも感じられるでしょう。
 
大切なのは、費用に見合った満足感を得られるかどうか。物価が上がる今だからこそ、“ただの飲み”ではなく“豊かな時間”を意識して楽しむことが、これからの飲み会上手の秘訣です。
 

出典

株式会社大黒屋 飲み会の最新事情
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問